こんにちは。
今日も中学英語の復習をがんばりましょう。
このレッスンでは「I must go home.」という英語の例文を使って、助動詞「must」について学んでいきます。
よく同じような意味で使う「have to」との違いについても説明しますよ!
「must」の使い方は「ドラゴン桜2」っていうドラマでもやってましたね!
でも、あの説明だけでは難しくて…。
ドラマのワンシーンを見ただけでは、なかなか覚えられないですよね。
ここでは、例文を挙げながらわかりやすく説明していきます!
「I must go home.」の意味
では、「I must go home.」の意味を見ていきましょう。
・I must go home.
私は家に帰らなければなりません
「must」は「~しなければならない」という意味の助動詞です。
義務や命令の意味を表すことができます。
助動詞ということは、「can」とか「will」とかと同じなんですね!
その通りです!
そして助動詞といえば、後ろに何がくるか覚えていますか?
もちろんです!
助動詞の後ろには、必ず動詞の原形が来るんですよね!
例文も「I must go home.」となっていて、「must」の後ろには動詞の原形「go」が来ています。
ドラマのドラゴン桜の中では、生徒の一人が
「『must』の後ろには動詞の現在形が来る」
と発言して、他の生徒から訂正されていましたね。
「must」のような助動詞の後ろに来るのは現在形ではなくて原形です。
動詞の現在形と原形は同じものではありません。
動詞の現在形と原形の違いについては、Lesson6を参照してくださいね!
「must」の否定文
次に「must」を否定文にしてみましょう。
You must not eat snacks.
おやつを食べてはいけません
「snack」は「おやつ」「軽食」という意味の名詞です。
否定文にするときは、「must not」または縮めて「mustn’t」の形になります。
後ろに続くのは、もちろん動詞の原形です。
「~してはならない」という訳になり、禁止の意味を表します。
「禁止」って命令文のときにもやりましたね。
たしか「Don’t」から始めれば禁止の意味になると思うんですけど。
「must」と命令文
「you」から始まる「must not」の文は、否定の命令文に書き換えることができます。
どちらも禁止の意味を表します。
否定文じゃない場合も命令文に書き換えられますか?
「must」には命令の意味があるので、「you」から始まっている場合は、このように肯定文でも否定文でも命令文に書き換えられますよ!
どうして「you」から始まっている場合は命令文になるんですか?
誰かに命令しているところを想像してください。
その人は、あなたの目の前にいますよね?
ああ、そうか!
目の前の人=you
だから、「you」から始まっている場合は命令文になるんですね!
「must」と「have to」の違いは?
中学では「must」と「have to」は同じような意味だと習いますね。
「must ⇔ have to」の書き換え問題を解いた覚えのある人も多いのではないでしょうか。
I must go to bed early.
I have to go to bed early.
どちらも日本語に訳すと
「私は早く寝なければなりません」
となります。
どちらも同じ日本語訳なら、同じ意味だと思っていいですよね?
実際、ぼくも中学生の頃に書き換え問題を解いた覚えがあります。
確かに日本語訳は同じですが、少しニュアンスに違いがあります。
つまり、「I must go to bed early.」の方は、自分の意志で早く寝るわけですね!
そして「I have to go to bed early.」の方は、例えば学校行事などで早起きをしなければならない状況だということになります。
英語のニュアンスの違いまで理解するのは難しいですね。
中学英語の段階では「must」と「have to」は同じような意味で、書き換えも可能だと覚えておけばいいでしょう。
ただし、「must」の方が少し強い印象を与えるため、会話するときは「have to」の方を使えば、ソフトな印象になります。
「have to」に関してはLesson40をお読みください。
練習してみよう
では、「must」の使い方を練習してみましょう。
では、日本語訳です。ヒントにしてください。
1.は「あなたは今日部屋を掃除しなくてはなりません。」
2.は「授業中にスマホを使ってはいけません。」
「class」は「授業」という意味の名詞です。
「in」はいろいろな意味がありますが、この場合は時間を表し「~中」という意味になります。
えーっと、命令文は動詞の原形からはじめるので、
1.「Clean your room today.」
mustの文にするときは「you」が主語になるので、
2.「You must use your smartphone in class.」
おしい!!
問題の2番をよくみてください。
禁止を表す否定の命令文になっていますよ。
あ、忘れてました。
2.「You must not use your smartphone in class.」
ヒントです。
「すぐに」は「soon」。
「会議」は「meeting」を使ってください。
「出席」は「attend」という単語を使います。
1.「I must do my homework soon.」
2.「He must attend meeting this afternoon.」
どうでしょうか?
かなり近いです。
「do one’s homework」で宿題をするという意味ですが、問題文は宿題を終えるになっています。
「終える」は「finish」を使いましょう。
それから2番ですが、「meeting」は名詞なので、冠詞が必要です。
わかりました!
1.「I must finish my homework soon.」
2.「He must attend a meeting this afternoon.」
今日のまとめ
今日は「must」の意味と使い方について説明しました。
「mustの」は助動詞で、基本的な意味は「~しなければならない」です。
中学校では「have to」と同じ意味だと教わりますが、実は少しだけニュアンスに違いがあります。
また、「must」の文は、否定文でも肯定文でも命令文に書き換えることができます。
その際、「must」の文の主語は「you」になります。