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【Don’t worry, I’m wearing!】の意味は?「ブリテンズ・ゴット・タレント】って?

コラム

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こんにちは。
今日はネットニュースで、見つけたフレーズ
Don’t worry, I’m wearing!
について、解説したいと思います。

ぼくもその記事読みましたよ。
とにかく明るい安村さんが、確かイギリスのテレビ番組に出て、おなじみのあの芸を披露したんですよね?

「ブリテンズ・ゴット・タレント」の準決勝で使われた英語の解説はこちら!

「Don’t worry, I’m wearing!」の意味

ハンバーに8着ほどの洋服がかけられています。真ん中あたりは白、左側には水色、右側にはグレーの洋服がかかっています。「I'm wearing!」という英文を説明するための画像です。

「Don’t worry, I’m wearing!」

これは、とにかく明るい安村さんの決め台詞

安心してください、はいてますよ!

を英訳したものです。

オチとして自分のはいているパンツを両手で指さして言うんですよね。

では、文法的に見ていきましょう。

「Don’t worry」は、「Don’t」から始まっているのがポイントです。

覚えてますよ!
「Don’t」から始まるのは、否定の命令文
Lesson6で習いました。

命令文についてはLesson6をお読みください。

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否定の命令文は「~してはいけません」「~しないで」などのように禁止の意味を表します。

「worry」は「心配する」という意味です。

つまり「Don’t worry」で

「心配しないで」
↓ ↓
「安心してください」

というように意訳することができます。

続いて「I’m wearing」は「be動詞と動詞のing形」が使われているのがポイントです。

これもわかります!
「be動詞と動詞のing形」は現在進行形ですよね!
Lesson25で学習しました。

現在進行形については、Lesson25をお読みください。

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現在進行形は、「~しているところです」という意味で、「今現在、進行中の動作」を表すことができます。

Lesson25では、現在進行形は進行中の動作を表すので、状態を表す動詞とは相性が悪いという説明をしました。

しかし「wear」は、「(洋服などを)着ている」という状態を表す動詞です。

洋服を着ている状態を表す動詞なのに、現在進行形にできるんですか?

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ちょっと説明は難しいんですけど…

現在形の「I wear ~」は習慣的に着ている状態を表すのに対し、
現在進行形の「I’m wearing ~」は、その瞬間にその状態が進行している様子を表します。

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あまり難しく考えないでくださいね。
安村さんがパンツを指さしているあの瞬間に、パンツをはいている状態だという風に解釈してください。

12月1日に発表された「2023ユーキャン新語・流行語大賞」で「I’m wearing pants!」が流行語大賞特別賞を受賞しました。
安村さん、おめでとうございます!

「I’m wearing!」は文法的に間違ってる?

赤色のボールペンとその下に英文の書かれたテキストのようなものがあります。英文の一部には赤線が引かれたりコメントのようなものが赤い文字で書かれています。英文法を説明するのに使った画像です。

実は「wear」という単語は、「着ている」という意味で使う場合、目的語が必要です。

えっと…
ちょっと何言ってるかわからないんですけど。

このブログは中学英語の文法を説明しているのですが、まだ自動詞と他動詞の区別についてはあまり触れていませんね。

かんたんに説明すると、

「着ている」という意味で使う場合の「wear」は他動詞なので、目的語を伴います。

I’m wearing 〇〇.

〇〇の部分に目的語が必要で、何を着ているのかを入れる必要があるのです。

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安村さんは、自分のパンツを指さして言っているので、
「I’m wearing these.」とか
「I’m wearing pants.」
などがいいと思います。

なるほど!
だからあの審査員の女性は、安村さんが
「I’m wearing」と言ったあとに

pants!」って叫んでるんですね!

もともと安村さんは日本語でも「はいてますよ」だけで「何をはいているのか」は言っていませんね。
パンツを指さしているので、わざわざ言葉にする必要がないからです。

日本語を直訳したせいなのか、観客や審査員に「pants」と叫ばせるためなのか。

目的語を入れなかった理由は不明ですが、結果的に盛り上がっているので大成功だと言えそうですよね!

「ブリテンズ・ゴット・タレント」ってなに?

イギリスのロンドンの風景です。写真左側にはビッグベン、中央の下には赤い二階建てバスがあります。右の方には銅像と葉の落ちた樹木、道路には車や人が行き交っています。イギリスのテレビ番組を説明するために使った画像です。

ブリテンズ・ゴット・タレントは英語で綴ると「Britain’s Got Talent」。

イギリスのテレビで放送されているとても有名なオーディション番組です。

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歌手の「スーザン・ボイル」がこの番組に出て準優勝したことで、世界的に有名になりましたよね。

あれ?
日本の「Travis Japan」もアメリカで同じような番組に出ていませんでしたっけ?

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あれは、同じ系列の番組「アメリカズ・ゴット・タレント」です。
ゆりやんレトリィバァ」さんも踊ってましたよね。

「Britain’s Got Talent」は省略せずに書くと「Britain has got talent」。
「got」は「get」の過去分詞なので、文法的には「has + 過去分詞」で現在完了形になっています。

しかしイギリスでは現在形の意味で現在完了形を使う場合があるので、「Britain has got talent」を直訳すると「イギリスは才能を持っている」。

少し意訳して「イギリスには才能がある」という感じでしょうか。

※アメリカでは「get」の過去分詞として「gotten」が使われることが多いのですが、イギリスでは「got」が好んで使われます。

安村さんがネタで使った英語についてまとめた記事もあります。
ぼくが疑問に思っていたこともぜんぶ解説してくれているので、ぜひ読んでくださいね。

「ブリテンズ・ゴット・タレント」で使われた英語の解説はこちら!

「ブリテンズ・ゴット・タレント」決勝で使われた英語の解説はこちら!

今日のまとめ

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今日はネットニュースで話題になったフレーズ
「Don’t worry, I’m wearing!」について説明しました。
文法的には少し疑問に思う部分もあったのですが、英訳としてはとてもわかりやすいと思います。
それに、会話するときは、文法なんてあんまり関係ありませんしね。
安村さんの発音もクリアで、イギリスの人たちにもよくウケていました。
いつもはまじめに中学英語の文法の解説をしているこのブログですが、これからも時には話題になった英語フレーズも取り上げていけたらなと思います。

「ブリテンズ・ゴット・タレント」準決勝で使われた英語の解説はこちら!

ブリテンズ・ゴット・タレントの今後のスケジュールや詳細を知りたい方はこちらのブログを参考にしてみてください。

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