
英語の勉強をしていて、「regret to」と「regret ~ing」 のどっちを使えばいいか迷ったことはありませんか?
また英文メールで「regret to inform you…」という表現を見たけれど、どういう意味なのかわからなかったことは?
動詞 regretのうしろには、「to」と「~ing」のどちらも置くことができますが、意味がまったく異なります!
どっちがどっち?と、混乱してしまう人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、英語やり直し中の大人の方に向けて、「regret to」と「regret ~ing」の違いを、例文付きでどこよりもわかりやすく解説します!
「regret」の基本的な意味
まずは、「regret」という単語そのものの意味を押さえておきましょう。
regret の中心にあるニュアンスは、心にチクッと痛みを覚えるような「後ろ髪を引かれる思い」です。
日本語では大きく分けて次の2つの意味で使われます。
後悔する(過去のことを悔やむ)
残念に思う(申し訳なく思う)
regret を使ったシンプルな例文を見てみましょう。
I regret my decision. (私は自分の決断を後悔しています)
He accepts the result with no regrets. (彼は後悔なくその結果を受け入れている)
この「後悔する」「残念に思う」という2つのニュアンスが、うしろに ~ing が来るか to が来るかによって、はっきりと分かれることになります。
「regret to」の意味と使い方
では、まずは「regret + to不定詞」の形から解説します。
意味は、
残念ながら(これから)~しなければならない
です。
「regret to」は、主に相手にとって悪い知らせ・ネガティブな事実を、これから伝えるときに使われます。

「心苦しいのですが」「申し訳ないのですが」というニュアンスですね。
日常会話よりも、
・公式な通知
・英文のビジネスメール、手紙
などで非常によく見かけるフォーマルな表現です。
regret to の例文を見てみましょう。
We regret to inform you that your application was unsuccessful. (残念ながら、あなたの応募は不採用となりました)
I regret to say that you are wrong. (残念ながら、あなたは間違っています)
1つ目の例文は、採用選考の通知メールなどで定番の超重要フレーズです。
2つ目の例文はストレートに間違っていると言うと角が立つので、心苦しいのですがと前置きすることでニュアンスを和らげています。

つまりこれから伝えることに対して、あらかじめ「残念ですが」とクッションを置く役割をするのが regret to なんですね。
「regret ~ing」の意味と使い方
次に、「regret + 動名詞(~ing)」の形を見ていきましょう。
意味は、
(過去に)~したことを後悔する
です。
「regret ~ing」は、すでに自分がやってしまった行動に対して、あんなことしなければよかったなぁと後から悔やんでいるときに使います。
regret ~ing の例文を見てみましょう。
I regret saying that. (あんなことを言ったのを後悔している)
She regrets quitting her job. (彼女は仕事を辞めたことを後悔している)
1つ目の例文は過去に余計なことを言ってしまったことを、今になって悔やんでいるという意味です。
2つ目はすでに仕事を辞めてしまい、その選択を今になって悔やんでいるのです。

後悔先に立たずという感じです。

つまり、過去の自分の行動にガッカリしている状態は「regret ~ing」で言い表せるんですね。
すごく役に立ちそう。
「regret to」と「regret ~ing」の違いを整理(一覧表)
それぞれの意味がわかったところで、すっきりと一覧表で整理してみましょう。
| 形 | 時間軸 | 意味 | 例文 |
| regret to | これから(未来) | 残念ながら~する | I regret to tell you the truth. |
| regret ~ing | すでに(過去) | ~したことを後悔する | I regret telling her the truth. |

例文の意味はわかりますか?
「心苦しいのですが、あなたに真実を話します」
「彼女に真実を話したことを後悔している」
このように、まったく同じ動詞(tell)を使っていても、
・toのうしろは「これから話すことへの前置き」
・~ingのうしろは「もう話してしまったことへの後悔」
になります。
形ひとつで、これから起こることなのか、すでに起こったことなのかという点に注目してみましょう。
これで絶対忘れない!「to 〜」と「〜ing」の覚え方
理屈はわかったけれど、いざ使うときに「どっちがどっち?」と迷いそうという方のために、一発で覚えられるコツを伝授します!
このシリーズで何度も登場している、不定詞と動名詞の根本的なイメージを思い出してください。
✅to(to不定詞)のイメージは「未来・これから向かう方向」です。
これからその行動に向かっていくから、「残念ながら(これから)~する」となります。
✅~ing(動名詞)のイメージは「過去・現実・生き生きした躍動感」です。
すでに目の前で起こった現実(過去)を振り返るから、「~したことを後悔する」となります。
regret to = 残念ながら伝える(toはこれからのこと)
regret ~ing = 後悔する(ingは今までのこと)
ビジネス英語・英文メールで頻出する「regret to」の3大定番フレーズ
regret to は、ビジネスシーンで使われるパターンがほぼ決まっています。
丸ごと覚えておくと、英文メールの読み書きが劇的にラクになりますよ。
regret to inform you
意味:残念ながら~をお知らせいたします
不採用通知、サービスの終了、イベントの中止などを伝えるときの最頻出フレーズです。
例文:We regret to inform you that the event has been canceled.
(残念ながら、イベントが中止になったことをお知らせいたします)
regret to say
意味:残念ながら~と言わざるを得ません / 申し上げます
例文:I regret to say that we cannot accept your offer.
(残念ながら、ご提案をお受けすることはできません。)
regret to announce
意味:残念ながら(公式に)~を発表いたします
例文:Airlines regret to announce the delay of flight 102.
(航空会社より、102便の遅延を残念ながらお知らせいたします)
今日のまとめ

今回は「regret to 〜」と「regret 〜ing」意味や使い方の違いを解説しました。
regret to は「残念ながら~する」
regret ~ing は「~したことを後悔する」
という意味です。
むずかしく考えすぎず、to=未来の矢印(残念な前置き)、ing=過去(後悔)のイメージをで覚えてしまいましょう。
また、「regret to」はビジネスなどのメールや通知でよく使われます。
特によく見る3つのパターンは覚えておくと役に立ちますよ。
※他にも同じように「to 〜」と「〜ing」で意味がまったく違う単語があります。
「remember to / remember 〜ing の違い」
今回の内容と合わせて読むとさらに理解が深まりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
