
こんにちは。
このレッスンでは数のたずね方について説明していきます。
前回のレッスンで名詞の複数形について勉強したので、その応用編です。

なるほど!
名詞の複数形が作れるようになったら、数をきかれても答えられますね。
「How many pencils do you have?」の意味

・How many pencils do you have?
あなたは鉛筆を何本持っていますか
数をたずねる時は「how many」から始めます。
「how」は「どのぐらい」とたずねる時に使う疑問詞です。
「many」は「たくさんの」「多数の」という意味の形容詞です。
つまり「how many」で「どのぐらいたくさん」ということを聞いています。
数をたずねる時の決まった表現として「How many ~ ?」の形で覚えてください。

「how many」を使えば数をたずねることができるんですね。
では、「how many」のあとは、どんな語順になるんですか?
「how many」の後ろには「名詞の複数形」を置きます。
例文を見てください。
「how many」の後ろに「pencils」という単語が来ていますね。
「pencil」は「鉛筆」という意味の名詞です。
「pencils」は「pencil」の複数形なので、「how many」の後ろに名詞の複数形が来ているのがわかります。

「how may + 名詞の複数形」というのが数をたずねる時の基本的なパターンです。
その後ろには、「do you ~」などの疑問文の形が続きます。
「How many pencils do you have?」にはどう答えるの?

「how many」で数を聞かれた時は、どのように答えればいいのでしょうか。
そのヒントは、名詞の複数形について学んだLesson8にありますよ。
How many pencils do you have?(あなたは鉛筆を何本持っていますか)
I have three pencils.(私は鉛筆を3本持っています)
鉛筆を何本持っているのかを聞かれているので、数で答えます。
例えば3本持っているのなら「three」。
そして、「pencil」を複数形にして「pencils」にします。

Lesson8で練習した文が答えになるんですね。
これなら、簡単に答えられます!

実際の会話では、
「Three」と数字だけで答えたり、
「I have three.」や「Three pencils.」などのように短縮して答えることも多いんですよ。
では、次の章でいろいろなパターンを見てみましょう。
いろいろな数をたずねてみよう

数のたずね方と答え方がわかったところで、いろいろなパターンを練習してみましょう。
How many apples do you have?(あなたはリンゴを何個もっていますか)
I have five.(5個持っています)
How many eggs do you eat?(あなたたちは玉子を何個食べますか)
We eatseven eggs.(私たちは玉子を7個食べます)
How manydogs do you have?(あなたは犬を何匹飼っていますか)
I have two dogs.(私は犬を2匹飼っています)
まずは、新しく出てきた単語の意味を見てみましょう。
「apple」は「リンゴ」という意味の名詞です。
「egg」は「玉子」という意味の名詞です。
どちらも食べ物を表す基本的な単語なので、よく覚えておいてください。
「dog」は犬という意味の名詞です。

3つ目の例文では、犬の数を聞いているのに使われている動詞は「have」ですね。
「have」は「持っている」という意味なので、「犬」に対して使うのは変じゃないんですか?

確かに日本語では「犬」に対して「持っている」とは言いません。
しかし「have」はモノだけでなく、動物や人間、感情などに対して幅広く使うことができます。
「have」は「犬」などのペットに対しては「飼っている」と訳せばいいでしょう。
数字以外の答え方

数をたずねられた時、はっきり数字で答えられるとは限りません。
多すぎて数えられない場合、いくつかはっきり数を覚えていない場合など、どのように答えればいいのでしょうか。
I have some apples.(私はリンゴをいくつか持っています)
I want many potatoes.(私はたくさんのジャガイモが欲しいです)
We have a lot of books.(私たちはたくさんの本を持っています)
「some」は「いくつかの」という意味の形容詞です。
「potato」はジャガイモという意味の名詞です。
複数形は語尾に「es」を付けて「potatoes」になります。
複数形を作るときに語尾に「es」が付くものは、Lesson8で説明したもの以外にもあります。
少しずつ覚えてくださいね。
「a lot of」は「たくさんの」という意味の熟語です。

確か「how many」の「many」も「たくさんの」という意味でしたよね。
ということは「many」と「a lot of」は同じ意味なのですか?
「many」と「a lot of」は、どちらも「たくさんの」という意味があります。
一般的には「a lot of」の方が会話などで使われるカジュアルな表現なのに対し、「many」の方はややフォーマルな表現です。
使い方の違いは
「many」…数えられる名詞に使う
「a lot of」…数えられる名詞、数えられない名詞のどちらにも使うことができる

英語には数えられる名詞と数えられない名詞があります。
「many」は数えられる名詞にしか使えないのに対し、
「a lot of」はどちらにも使えるという違いがあるということを覚えておいてください。
今日のまとめ


今日のレッスンでは数のたずね方とその答え方の練習をしました。
何個持っているのかなど、数をたずねる時は、
「How many + 名詞の複数形 ~ ?」という表現を使うので、このまま覚えておいてください。
答える時は、具体的な数字以外に
「some」「many」「a lot of」などを使います。
「many」「a lot of」は似たような意味ですが、「many」は数えられる名詞にしか使えないので注意が必要です。