
「stop to 〜」と「stop 〜ing」って、どっちがどっちだっけ?と迷ってしまうことはありませんか?
どちらも「stop(止める・やめる)」というおなじみの単語が使われていますが、実は後ろに続く動詞の形によって意味がガラリと変わってしまいます。
例えば、次の2つの文を見てください。
・I stopped to smoke.
・I stopped smoking.
一見すると同じような意味を表しているように見えますが、この2つの文はまったく違う意味になります。
この記事では、中学英語をもう一度やり直したい大人の方に向けて、「stop to 〜」と「stop 〜ing」の違いを例文つきでわかりやすく解説します。
「これなら絶対に忘れない!」という超わかりやすい覚え方も紹介するので、ぜひ最後まで読んでスッキリ解決してくださいね!
「stop」の基本的な意味
2つの違いを詳しく見る前に、まずは「stop」という単語そのものが持つ、基本的な意味とイメージをおさらいしておきましょう。
stopのコアイメージは、
動いているものがピタッと止まる
です。
車や電車、あるいは歩いている人が、その場で動きを止める状況を思い浮かべてみてください。
簡単な例文を見てみましょう。
The bus stopped. (バスが止まりました)
Please stop. (止まってください)
このように、stopは「(動いているものが)止まる」というのが基本の意味。

この「ピタッと止まる」というイメージを持ったまま、後ろに「to 〜」がつくか、「〜ing」がつくかによって、意味が変わってくるんです。
「stop to 〜」 の意味と使い方
それでは、まずは「stop to 〜」の形から詳しく見ていきましょう。
stop to 〜 は
〜するために立ち止まる
という意味になります。
文法の話をすると、この「to」は「〜するために」という目的を表す役割を持っています。
つまり、「今やっている行動をピタッと止めて、別の新しい行動をするために立ち止まる」というニュアンスになります。
実際の使い方を例文で確認してみましょう。
I stopped to smoke.(私はタバコを吸うために立ち止まりました)
We stopped to eat lunch.(私たちは昼食を食べるために立ち寄りました)
1つ目の例文は、歩くのを止めて、これからタバコを吸うという場面ですね。
2つ目の例文はドライブや散歩をしている途中で、ご飯を食べるためにどこかのお店に入ったような状況を表しています。

どちら例文も、一度動きを止めてからその後に「〜する」という流れになっているのがポイントです。
「stop 〜ing」の意味と使い方
次に、「stop 〜ing」の形について詳しく見ていきましょう。
stop 〜ing は
〜するのをやめる
という意味になります。
この「〜ing」は、今まさにやっている動作そのものを表しています。
それを「stop」するわけですから、「これまでずっと続けていた行動を、その時点でピタッと終了する」というニュアンスになります。
こちらも実際の使い方を例文で確認してみましょう。
I stopped smoking.(私はタバコを吸うのをやめました)
Please stop making noise.(騒ぐのをやめてください)
この文は、「」という意味になります。つまり「禁煙した」ということです。先ほどの文とはずいぶん意味が変わりますね。
この文は、「」という意味になります。今まさにガタガタと音を立ててうるさくしている人に対して、その行動をやめてほしいと伝えるときに使います。

「今やっている最中のこと」や「普段から続けている習慣」を終わりにするときいます。
「stop to 〜」と「stop 〜ing」の違いを整理(一覧表)
それぞれの意味がわかったところで、すっきりと一覧表で整理してみましょう。
| 形 | 時間軸 | 意味 | 例文 |
| stop to 〜 | これからすること | 〜するために立ち止まる | I stopped to take a picture. |
| stop 〜ing | 今していること | 〜するのをやめる | I stopped taking pictures. |
「take a picture」は「写真を撮る」という意味です。
「ing」の方の例文は「pictures」と複数形になっているので、「a」は付けずに「take pictures」という形になります。

例文の意味はわかりますよね。
1つ目は「写真を撮るために立ち止まった」
2つ目は「写真を撮るのをやめた」
このように、動詞の形が違うだけで意味がまったく逆になってしまいます。
「stop」の過去形・否定文の形
ここからは、実際の英会話や文章で使うときに迷いやすい、stopの「過去形」と「否定文」の作り方について解説します。
まずは過去形から見ていきましょう。
「stop」の過去形
stopを過去形にするときは、最後のpを2回重ねて「stopped」と書きます。
過去形を使った例文を確認してみましょう。
The police officer stopped the car.
警察官はその車を止めました

最後の「p」を2回重ねるのがポイントですね。
日本語訳は「止めました」「やめました」という風に訳せばいいんですね。
次に、否定文の形を見ていきましょう。
「stop」の否定文
否定文にする時は
👉「don’t」または「doesn’t」を「stop」の前に置きます。
「普段から〜しない」という現在の習慣や、「どうしても〜してくれない」という意味で使います。
過去の否定文にする時は
👉「didn’t」を「stop」の前に置きます。
「そのとき〜しなかった」という、過去の1回限りの事実を話すときに使います。
didn’tの後ろにくるstopは、過去形ではなく元の形(原形)に戻るのがルールです。
The rain doesn’t stop.(雨が止みません)
He didn’t stop talking.(彼は話すのをやめませんでした)
と言いたいときは、stopの手前に「didn’t」を置きます。
過去形や否定文になっても、「to 〜」と「〜ing」の持つ根本的な意味の違いはそのままなので、難しくないですよね。
これで絶対忘れない!「to 〜」と「〜ing」の覚え方
なぜこれほど意味が変わるのかというと、後ろにつく「to 〜」と「〜ing」が持つイメージが全く違うからです。
✅toのイメージは、矢印(→)のようにこれから向かっていく「未来」です。
そのため、stop to 〜 は「これから〜すること(未来)」に向かって立ち止まる、という意味になります。
✅〜ingのイメージは、今まさに目の前で進行している「現在」です。
そのため、stop 〜ing は「今やっていること(現在)」をピタッとやめる、という意味になります。
「remember」や「forget」でも、まったく同じでしたよね。
to ~ = これからすること(未来)
〜ing = 今していること(現在)
この基本イメージだけを頭に置いておけば、もうどちらを使うか迷うことはありませんよ。
今日のまとめ

今回は「stop to 〜」と「stop 〜ing」意味や使い方の違いを解説しました。
stop to 〜 は「〜するために立ち止まる」という意味で、これからすること(未来)に向かっていくイメージです。
stop 〜ing は「〜するのをやめる」という意味で、今まさにやっていること(現在)を終了するイメージです。
一見するとそっくりで迷ってしまいそうな2つの表現ですが、toは未来、ingは現在という基本イメージさえ持っておけば、驚くほどかんたんに区別できるようになります。
この「to」と「〜ing」のイメージの違いは、いろいろな場面で役立ちますので、ぜひ覚えておいてくださいね。
※他にも同じように「to 〜」と「〜ing」で意味がまったく違う単語があります。
「remember to / remember 〜ing の違い」
今回の内容と合わせて読むとさらに理解が深まりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
