
こんにちは。
中学英語の復習、がんばりましょう!
今日学習するのは、疑問詞「which」を使った疑問文です。
所有代名詞についても解説しますよ!

「which」ですか。
「What」や「when」などと同じく「w」から始まる疑問詞ですね!
「Which pen is yours?」の意味

・Which pen is yours?
どのペンがあなたのですか
「which」は「どの」「どちらの」という意味の疑問詞です。
「which」の後ろには、「pen」などの名詞が続き、「which pen」で、「どのペン」という意味になります。

つまり「which book」なら「どの本」、「which ball」なら「どのボール」ということですね!
ところで「which pen is yours?」の「yours」ってどういう意味でしたっけ?

これは文法的には所有代名詞と呼ばれるものです。
意味は「~のもの」。
人称代名詞の一覧表の最後にあるのを見たことありませんか?
所有代名詞
主格(~は) | 所有格(~の) | 目的格(~を) | 所有代名詞(~のもの) | |
私 | I | my | me | mine |
あなた | you | your | you | yours |
彼 | he | his | him | his |
彼女 | she | her | her | hers |
それ | it | its | it |
上の表の一番右側が所有代名詞になっています。
上から「mine=私のもの」「yours=あなたのもの」「his=彼のもの」「hers=彼女のもの」と訳します。

あー、たしかリズムにのって暗記したような覚えがありますね。
「アイ、マイ、ミー、マイン」「ユー、ユア、ユー、ユアーズ」
っていう感じでした。
「あなた」と「彼女」は、それぞれ所有格の「your」と「her」の語尾に「s」を付けた「yours」と「hers」が所有代名詞になっています。
一方「彼」は、所有格と所有代名詞がどちらも「his」で同じ形ですね。

上の表は、「私」「あなた」などの単数形の人称代名詞の表ですが、次に「私たち」「あなたたち」などの複数形の表を見てみましょう。
主格(~は) | 所有格(~の) | 目的格(~を) | 所有代名詞(~のもの) | |
私たち | we | our | us | ours |
あなたたち | you | your | you | yours |
彼ら | they | their | them | theirs |
彼女ら | they | their | them | theirs |
それら | they | their | them | theirs |

「you」は単数も複数もまったく同じ形なんですね。

それから、「彼ら」「彼女ら」「それら」の人称代名詞と所有代名詞も、「they」「their」「them」「theirs」と同じ形です。
所有代名詞と聞くと難しそうですが、実は覚える数は少ないんですよ。
「Which pen is yours?」にはどう答えるの?

Which pen is yours?(どのペンがあなたのですか)
This blue one is.(この青いのです)
「blue」は「青い」という意味の形容詞です。

なるほど、「どのペン」と聞かれているから、具体的に「青いの」と答えればいいんですね。
ところで、「The blue one is.」の「one」は一つという意味なんですか?

ここに出てくる「one」は、「1」という意味ではなく、代名詞として使われています。
代名詞の「one」とは?
代名詞の「one」は先に出てきた名詞の繰り返しを避けるために使います。
英語では同じ言葉を直後に繰り返すことを好みません。

つまり質問文「Which pen is yours?」の中に「pen」という単語があるので、「This blue pen is.」というと、「pen」を直後に繰り返すことになってしまうわけです。

以前学習したLesson5で、すでに話題に上がった語句などを指す場合に「it」を使うというのがあったと思うんですけど…。
「it」と「one」はどうやって使い分ければいいんですか?
「it」と「one」の使い分けは、身に付くまでは難しく感じるかもしれません。
基本的な考え方は
・it…特定のものを指す
・one…不特定のものを指す

と言われても、ピンと来ないと思います。
そこで、このレッスンでは「this」や「blue」などのような形容する言葉を伴っている場合、「it」ではなく「one」を使うと覚えておいてください。
中学一年生では、代名詞「one」は、同じ言葉の繰り返しを避けるため、前に出てきた名詞の代わりに使われている、と覚えておけば大丈夫です。
練習してみよう

日本語に訳しましょう。
1.This notebook is hers.
2.Which umbrella is your father’s?
では、ヒントです。
「umbrella」は「傘」という意味の名詞です。
所有代名詞のように、「~のもの」という意味を表すためには、
・人の名前に「’s」を付ける…Akiko’s(亜希子さんのもの)、George’s(ジョージのもの)など
・人を表す言葉に「’s」を付ける…my brother’s(私の兄のもの)、his mother’s(彼のお母さんのもの)など
少し難しいですが、以上のことを踏まえて問題を解いてみてください。

えーっと、
1番は、「この本は彼女のものです」
2番は、「どの傘があなたのお父さんのですか」
だと思うんですけど。

「which」や「所有代名詞」はよく理解できていますね。
ただ、「notebook」は単語の中に「book」という言葉が入っていますが、日本語では「本」ではなく「ノート」です。
次の日本文を英文にしましょう。
1.どのカメラが彼のですか。ーあの大きいのです。
2.どのカバンがあなたのお母さんのですか。ーこの赤いのです。

英作文は難しいですねぇ…
1番は「Which camera is his?」
「That big one is.」
2番は「Which bag is your mother’s.」
「This red one is.」

惜しい!
2番の「Which ~」の文の最後がピリオドになっていますね。
疑問文なので、文の最後は忘れずに「?」を付けましょう。
今日のまとめ


このレッスンでは、「which」を使った疑問文について説明しました。
「which」+「名詞」の形で、「どの~」という意味になります。
また、所有代名詞は、「~のもの」という意味です。
人称代名詞といっしょに「アイ、マイ、ミー、マイン」というように覚えてしまいましょう。
代名詞の「one」も初めて出てきました。
日常会話などでも「this one」「new one」など、さまざまな場面で登場します。
難しいかもしれませんが、少しずつ慣れていきましょう。