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こんにちは。
昨日ノボせもんなべさんがイギリスのオーディション番組「「ブリテンズ・ゴット・タレント」で準決勝に進出したというニュースを見つけました!
今回はこれについて、解説したいと思います。
それから、日本の多くの人が「ゴッドタレント」だと勘違いしているように見受けられますが、ただしくは「Britain’s Got Talent(ブリテンズ・ゴット・タレント)」です。
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イギリスのオーディション番組って確か去年、とにかく明るい安村さんが決勝まで進出したあの番組のことですよね?
とにかく明るい安村さんの「ブリテンズ・ゴット・タレント」に関する記事はこちら↓ ↓
「ノボせもんなべ」ってどんな人?
「ノボせもんなべ」さんは、日本で活躍しているコメディアンです。
東京工芸大学出身で、ワタナベコメディスクールに7期生として在籍されていたようです。
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「ノボせもん」っていうのはコンビ名ですが、すでに解散しています。
今回「BGT」での活躍がネットニュースになって、「ノボせもんなべ」という名前を初めて聞いたという人も多いのではないでしょうか?
それもそのはず、ノボせもんなべさんは福岡県を拠点として活動している芸人さんなのです。
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ぼくも初めて名前を聞きました。
なるほど福岡メインで活動しているから、日本全国に名前が売れてなくて当然なんですね!
2021年ぐるナイ「おもしろ荘体パーツ芸」で優勝したという経歴もあるようです。
顔や芸を見たら思い出したという人も多いかもしれませんね。
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「のぼせもん」って「何かに夢中になる人」という博多弁だそうです。それ以外に「ひょうきんな人」という意味にもなるそうですよ。
さっきXでノボせもんなべさんのアカウントを見つけました。
ブリテンズ・ゴット・タレント出演後にプロフィールを書き換えたようですね。
ちなみに「ブリテンズ・ゴット・タレント」は英語では「Britain’s Got Talent」と綴り、「BGT」というように略します。
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アイコンが「BGT」に出演したときのものになっていて、肩書が英語になっています。
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Japanese comedian(ジャパニーズ コメディアン)はわかりますけど、Hair impressionist
(ヘア インプレッショニスト)ってなんでしょう?
「impression」は「印象」「効果」などの意味のほかに実は「ものまね」という意味があります。
その「impression」の語尾に「人」を表す「ist」を付けて「impressionist」。
「impressionist」は芸術の「印象派の作家」などを意味しますが、ノボせもんなべさんの場合は「ものまね芸人」の意味で使っていますね。
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「Hiar impressionist」になっているので、「髪の毛を使って有名人などのものまねをする人」という意味になると思います。
福岡で活躍していたノボせもんなべさんですが、BGTに出演して脚光を浴びたことで、もうすっかりインターナショナルなコメディアンですね!
なべさんと審査員の英会話
ではさっそく、ノボせもんなべさんがBGTで使った英語を見ていきましょう。
まずはお決まりのあいさつのようなものから入りましたね。
※審=審査員、な=ノボせもんなべ
審:What is your name?(名前は?)
な:My name is Nabe.(なべです)
審:Fantastic! And where do you come from today?(すばらしい!今日はどこから?)
な:I’m from Japan. 25 hours flight.(日本からです。飛行機で25時間です)
「fantastic」は「すばらしい」という意味です。
「hours」は「時間」という意味の「hour」の複数形です。
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とても基本的な単語と文法だけで受け答えできていますね。
なべさん、事前に聞かれることを想定して暗記していたのかもしれません。
このあとも、審査員からの質問が続きます。
審:Tell me why are you here.(なぜ、ここにいるのか教えて)
な:I want to make people smile all over the world!(世界中の人々を笑顔にしたいんです!)
審:Are you here to win?(勝つためにここにいるのね?)
な:Oh, yes.(そうです)
審:OK, good luck!(わかった、がんばって!)
「here」は「ここに」という意味の副詞です。
「all over the world」で「世界中の」という意味の熟語です。
「win」は「勝つ」という意味の動詞です。
「good luck」は「がんばって」「幸運を」などという意味の熟語です。
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こんなにスムーズに会話が進むなんてすごいですね!
しかも、I want to~から始まる文はけっこう長いですよね?
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使役動詞の「make」が入っていますね。
普段から英語を勉強していなかったら、日本人の口からすぐに出てくる文ではないと思います。
やはり最初に暗記していたのかな?
music, come on!!(ミュージック、カモン!!)
では、ここからはなべさんのネタに使われていた英語の解説です。
「It’s impression show time! Music, come on!」
まずなべさんは、芸を始める前にこのように言いました。
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実は私には「It’s in precious show time.」と聞こえたんですけど、もしそうなら「in」は不要ですし、あまり耳にしない表現です。
そこで意味から推測すると「It’s impression show time!」なのかなと思います。
「いよいよものまねショーが始まるよ」という感じですね。
つづく「music, come on!」がイギリスの人たちに受けていましたね。
昨年のとにかく明るい安村さんの
「Don’t worry. I’m wearing.」をほうふつとさせました。
「MALEFICENT」(マレフィセント)
「music, come on!」に続いて音楽がかかり、それに合わせるようになべさんは自分の髪を両手でかき分けました。
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ビックリしましたよね。
だって、それまで髪の毛で隠していたので気づかなかったけど、頭頂部はかなり進行した薄毛だったじゃないですか。
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私も驚きました。
なべさんは、薄毛をネタに使った芸を持ちネタにしているんですね。
多分、福岡の人にはおなじみなんでしょうけど。
音楽に合わせて毛先を両手でねじるようにしながら2本の角のようなものを作り始めたなべさん。
そして一言
「MALEFICENT」(マレフィセント)
マレフィセントとはディズニーの映画などに登場する魔女のような容姿の悪役のことです。
ねじ曲がった角のようなものが2本、頭の上にあるのが特徴です。
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大ウケでしたよね。
薄毛がバレる前のなべさんはけっこうイケメンなので、マレフィセントとのギャップがよけいに面白かったです!
「SNOOPY」(スヌーピー)
そして次のネタです。
「Next, music come on!」
今度は、上に向かって2本の角のように立っていた髪の毛を、両耳の横の方に垂らしました。
そして音楽が終わったところで一言。
「SNOOPY」(スヌーピー)
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なべさんが「SNOOPY」と叫んでから笑いが起こるまで少し時差のようなものがありましたね。
でも、なべさんの後ろにある「SNOOPY」の絵を見て理解したのか、やはり爆笑でした。
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「スヌーピー」はアメリカのシュルツさんの作ったキャラクターです。
もちろんイギリスでもおなじみですが、なべさんの芸に不慣れなため少し理解するのに時間がかかるのかもしれませんね。
「SHAUN THE SHEEP」(ひつじのショーン)
そして次のネタ。
「Next,」となべさんが言ったところで、審査員の女性が声を合わせて
「music, come on!」と叫んでいました。
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安村さんのときの「pants!」と同じですね。
なべさんは、「shaving cream!」と言いながら、両耳の横に髪を垂らしたまま頭頂部にムース状のシェービングクリームを乗せていきます。
そして頭にふわふわのシェービングクリームのかたまりができた時に一言。
「SHAUN THE SHEEP」(ひつじのショーン)
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これも大ウケでした。
ひつじのショーンの方がイギリス人になじみがあるんですか?
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そうですね。
「ひつじのショーン」はイギリスで作られているストップモーションアニメーションなので、イギリス人にとって身近なキャラクターです。
「TELETUBBIES」(テレタビーズ)
そして次のネタです。
「Next, music come on!」
この時にはもう、なべさんが「Next」と言っただけで、観客もいっしょに「music come on!」と叫んでいました。
頭頂部に1本の角のようなものを作り、その上に黄色いソックスをかぶせます。
両耳にはやはり黄色のヘッドホンのようなもの、そして両手にも黄色の靴下をかぶせて一言。
「TELETUBBIES」(テレタビーズ)
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ぼく、これわからなかったんですよね。
「テレタビーズ」?
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私もよく知らなくて…。
そこで調べたところ、イギリスのBBCで放送されていた幼児向けのテレビ番組のようです。
その中にラーラという全身真っ黄色のキャラクターがいますね。
「SIMON’S CHEST HAIR」(サイモンの胸毛)
そして次のネタが最後です。
「Last,」となべさんが言うと、観客の残念そうなため息が聞こえましたね。
「music, come on!」を会場全体で叫んだあと、なべさんはあきらかにサイズの小さい白いシャツを頭からかぶり始めます。
そのシャツの胸元から髪がほとんどない頭頂部が見えている状態です。
そして審査員のサイモンの顔写真をパネル状にしたものを頭の上に乗せて一言。
「SIMON’S CHEST HAIR」(サイモンの胸毛)
なべさんの薄毛の部分がサイモンの顔写真の下に来るようにすると、まるでサイモンの胸毛のように見えるというオチですね。
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これもウケてましたね。
サイモンが立ち上がって拍手をしていたのが印象的でした。
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安村さんも「サイモンいじり」をしていたので、イギリス人はこういう笑いが好きなのかもしれませんね。
そして最後になべさんはヘアブラシであちこち向いた髪の毛を頭頂部に集めました。
するとあら不思議。
頭頂部の薄毛の部分がカバーされ、元のフサフサの髪に戻ったではありませんか。
そして一言。
「cool」(イケメン)
そしてこの後、想像をしていなかった感動の瞬間が訪れます。
なんと女性の審査員の一人、「アマンダ」がゴールデンブザーを押したではないですか!!
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えっと…。
ゴールデンブザーってなんでしたっけ?
ゴールデンブザー(Golden Buzzer)は審査員や司会者が1シーズンに1回押すことができる金色のブザーで、押してもらった人はそのまま準決勝にすすむことができます。
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安村さんも獲得できなかったゴールデンブザーですからね。
これは快挙です!!
なべさんのXのアイコンに使われている写真は、この時の歓喜の様子を写したもの。
とてもいい表情ですよね。
※「cool」って「イケメン」っていう意味?と思った人はこちら↓ ↓
今日のまとめ
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今日はネットニュースで話題になった「ノボせもんなべ」さんが「BGT」で使った英語について説明しました。
とても簡単な文法や単語だけでとても上手にコミュニケーションしていましたね。
イギリス人の好きなテレビ番組などをネタにして、とてもよくウケていたと思います。
はたして次の準決勝にはどんなネタを持ってくるのでしょうか。
たのしみですね。