
こんにちは。
今日も中学英語の復習、がんばりましょうね!
英語でよく使われる表現「Can you tell me ~?」の意味を知っていますか?
このレッスンでは「Can you tell me ~?」を使い、例文といっしょに道のたずね方や答え方について説明します。
またよく似た表現「Could you tell me」との違いについても見て行きましょう。

「キャンユーテルミー」ですか。
確か「Can you +動詞の原形 ~?」の形で、「依頼」の意味があるってLesson24で習いましたよね!
「can」を使えば道をたずねることもできるんだ!
「Can you tell me ~?」の意味

では「Can you tell me ~?(キャン ユー テル ミー」の意味について説明します。
・Can you tell me ~?
~を教えてくれますか
「tell」は「話す」「教える」という意味の動詞です。

Lesson24で説明した通り
「Can you +動詞の原形 ~?」は「依頼」の意味で使われます。
なので「Can you tell me ~?」の形で「私に~を教えてくれますか」と「依頼」「お願い」をしているわけですね。

「Can you tell me ~?」の後ろには何がくるんですか?
Can you tell me your favorite color?(あなたの好きな色を教えてくれますか)
Can you tell me your name?(名前を教えてください)
「favorite」は「好きな」という意味の形容詞です。
「color」は「色」という意味の名詞です。
上の例文のように「your favorite color(あなたの好きな色)」「your name(あなたの名前)」などを後ろに続けることで、「(好きな色や名前を)教えてください」と依頼している文ができあがります。

「Can you tell me ~?」の「can」を過去形にした
「Could you tell me ~?」という表現もよく使われますが、この2つの表現の違いはわかりますか?
「Could you tell me ~?」の意味は?「Can you tell me ~?」との違い
「Could you tell me ~?」は、「Can you tell me ~?」よりも丁寧な言い方です。

確か「could」は「can」の過去形でしたよね?
過去形にするだけで丁寧な言い方になるんですか?

そうですね。
一般的に助動詞は過去形の方が相手に丁寧な印象を与えることができます。
過去形だからって過去の話をしているとは限らないんです。
「Can you tell me ~?」を丁寧な印象にするには
「can」を過去形の「could」にします。
「Could you tell me ~?」
とするだけで、目上の人にも使える表現になります。
「Could you tell me」を使った例文を見てみましょう。
Could you tell me what time it is?(今何時か教えていただけますか)
Could you tell me your email address?(あなたのメールアドレスを教えてもらえますか)
Could you tell me about your family?(あなたの家族について教えていただけますか)

3つ目の例文では、「Could you tell me」の後ろに「about」が来ていますね。
「about」は「~について」という意味です。
「Can you tell me about ~」「Could you tell me about ~」という形も覚えておくと便利です。
「Can you tell me about~?」の意味と使い方
「Can you tell me about ~?」は、「~について教えてくれますか?」という意味です。
「about」は「~について」という意味の前置詞で、その後ろに知りたい内容を続けます。
✅Can you tell me about your hometown?(あなたの故郷について教えてくれますか?)

つまり質問者は「あなたの故郷」について知りたいと言っているんですね。
✅Can you tell me about yourself?(あなた自身について教えてもらえますか?)

なんか面接のときに聞かれそうな感じの文ですね。
「Can you tell me about」や「Could you tell me about」は日常会話はもちろん面接などのときにもよく使われる便利表現です。
「Can you tell me how to get to the station?」の意味

次に「Can you tell me ~?」を使って、目的地までの道をたずねる方法について説明します。
Can you tell me how to get to the station?
駅にはどうやって行くのが教えてください

ん?このフレーズ…
確かセサミストリートのテーマ曲で聞いたような?
セサミストリートのテーマ曲の歌詞を見てみましょう。
Can you tell me how to get,
How to get to Sesame street
Sesame Street Themeより一部抜粋

よく知っていましたね。
テーマ曲の中で「セサミストリートへはどうやって行くのか教えて」という意味の歌詞がでてきます。
そこで「Can you tell me how to get ~?」というフレーズが出てくるんですね。
「how」は「方法」「やり方」などをたずねる時に使います。
「how to」の形で「~する方法」という意味になります。
「get」は「着く」「到着する」という意味でここでは使われていますね。

つまり例文の
「how to get to the station」の部分は
「駅へ到着する方法」という意味なんですね!

その通りです。
それから「get」の前と後に「to」が付いているのに気が付いていますか?

ほんとですね。
でも、こんなに近くに「to」が続けて出てくるのは、それぞれ違う役割があるんですよね?
最初の「to」は「how to」の「to」。
二つ目の「to」は「目的地」を示す「to」。

この二つ目の「to」の後ろには「目的地」が入ります。
例文でいうと「the station」ですね。
日本語に訳すと「~へ」「~に」となります。
「Can you tell me how to get to the station?」は、とても便利で役に立つ表現です。
「the station」の部分を差し替えれば、いろいろな場所に行く方法をたずねることができます。

ていねいに言いたい場合は
「Could you tell me how to get to the station?」
にすればいいんですね!
このまま丸ごと覚えておいてくださいね!
「Can you tell me ~?」を使った道をたずねる方法と答え方

道をたずねる表現は「Can you tell me how to get to the station?」だけではありません。
1. Can you tell me the way to the station?
2. Can you tell me where the station is?
「way」は「道」「道順」などの意味の名詞です。
「the way to the station」で「駅への道順」という意味になります。

「Could you tell me the way to the station?」
「Could you tell me where the station is?」
にするだけでていねいなイメージになります。

例文2の方は、語順が変な感じがしますね。
文の最後がbe動詞「is」なんですか…。
例文2は、文法的には「間接疑問文」というものです。
間接疑問文は、2つの文を組み合わせたような形になっています。
・Where is the station?(直接疑問文)
・Can you tell me where the station is?(間接疑問文)
間接疑問文は、疑問詞以降の語順が肯定文と同じになります。
「Could you tell me」の説明で出てきた例文「Could you tell me what time it is?」も関節疑問文です。

だから
「what time is it」➡「what time it is」
になってるんですね!

このレッスンは「Can you tell me ~?」についての学習ですので、
間接疑問文については、また改めてくわしく説明しますね。

道をたずねる方法は3種類覚えたんですけど、外国の人に道を聞かれた時の答え方がわかりません。

たしかに、答えの返し方が難しいですよね。
ここでは、いくつかキーワードをお教えしますね。
go straight…直進する
turn right(left)…右折(左折)する
go past 〇〇…〇〇を通り過ぎる
cross the road…道を渡る
on your right(left)…右側(左側)に

これだけ覚えておけば、なんとかなりそうな気がしてきますね!

たとえば
「Go straight, turn right at the corner, and the station will be on your left.」
(まっすぐ行ってその角で右に曲がると、左側に駅がありますよ)
という感じですね。
「corner」は「コーナー」「角」という意味の名詞です。
「at the corner」で「角で」という意味になります。
英語で道案内する場合、決まった単語や熟語を覚えておけばかなりスムーズです。
上に挙げたキーワードは、高い頻度で道案内に使われている言葉なのでぜひ覚えておいてくださいね!
練習してみよう「Can you tell me ~?」

では、道のたずね方と答え方を練習してみましょう。
日本文に合うように( )に適語を入れましょう。
1.すみません、図書館へはどう行けばいいのか教えてください。
Excuse me, can you tell me( )( )get( )the library?
2.スーパーにはどうやって行くのか教えてください。
Can you tell me the( )to the( )?
「Excuse me」は人に話しかけるときなどに使い、「すみません」などと訳します。
「スーパー」は「supermarket」です。

1.は「Excuse me, can you tell me(how)(to)get(to)the library?」
2.は「Can you tell me the(way)to the(supermarket)?」

正解です。
道のたずね方は身についてきたようですね。
次の日本文を英文にしてください。
1.銀行にはどうやって行くのか教えてください。
2.二つ目の角を右に曲がってください。
ヒントです。
「銀行」は「bank」です。
二つ目のというときは、「序数」を使います。

1番は「Can you tell me how to get to the bank?」
2番は「Turn right at the …」
序数ってなんでしたっけ?

「one, two, three…」ではなく、
「first, second, third…」の方です。

あ、そうか!
「Turn right at the second corner.」
今日のまとめ「Can you tell me ~?」


今日は「Can you tell me ~?」という英語の表現を使い、道をたずねる方法について説明しました。
道をたずねる表現はたくさんありますが、
「Can you tell me how to get to the station?」
は基本の表現としてぜひ覚えておいてくださいね!
また、実際に道を聞かれたときの答え方は、いくつかのフレーズを覚えてしまうのが簡単です。
「go straight」「turn right」などは、知っていると便利に使えますよ!
「can」の基本的な使い方についてはこちら↓