
海外の雑誌や本の表紙、あるいは音楽アルバムのタイトルなどで「Vol.1」や「Vol.2」という文字を目にしたことはありませんか。
なんとなく「1番目」「2番目」という意味だというのはわかりますよね。
でも、そもそも何の略でどう読むのか、正確な意味までは知らないという方も多いのではないでしょうか。
また、似たような表記の「No.」や「Ver.」とはどう違うのか…というのも知りたいですよね。
この記事では、中学英語の知識をもとに「Vol.」の意味や読み方、具体的な使い方について分かりやすく解説します。
「No.」や「Ver.」との違いもすっきり整理して紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
「Vol.」とは?
結論から言うと、「Vol.」は
Volume(ボリューム)
という単語を短くした形です。
意味は
・量、音量、ボリューム
・巻(かん)、シリーズ番号
を表します。
本や雑誌、音楽のCDなどで使われる場合の意味は、「1巻、2巻、…」の「巻」や「シリーズ番号」など。
読み方はカタカナでは「ボリューム」と表記されることが多いですが、少し英語に近い発音にすると「ヴォリューム」になります。
後ろについている「.(ピリオド)」は、省略されていることを意味する目印のようなものです。

日本語だと「ボリューム」と聞くと、テレビの音量とか食べ物の量とかを思い浮かべますよね。

実際に、英語の volume には「量」や「容積」という意味があります。
では、なぜ「量」を意味する言葉が、本や雑誌の「巻」を表すようになったのでしょうか。
なぜ「vol.= 巻」?
その理由は歴史をさかのぼると見えてきます。
まだ現代のような形の本がなかった時代、書物はパピルスや羊皮紙などの「巻物(まきもの)」の形をしていました。
その巻物ひとつ分を volume と呼んでいた名残から、現代でも本や雑誌の「ひとまとまり(1巻)」を volume と表現するようになりました。
現在では、主に
・単行本やコミックなどの書籍
・定期的に発行される雑誌
・楽のCDや配信アルバム
・大学や研究所が出す学術誌
などで、シリーズの区切りを示すためによく使われています。
「Vol.1」や「Vol.2」とはどういう意味?
日常の中でよく見かけるのが「Vol.1」や「Vol.2」といった数字が組み合わさった表記です。
これらは基本的には「第1巻」や「第2巻」を表します。
「Vol.1」は第1巻、第1集、第1弾
「Vol.2」は第2巻、第2集、第2弾
という意味になります。
例えば、アーティストが「Greatest Hits Vol.1」というアルバムを出した場合、「Vol.1」は「第1弾」と訳せそうですね。
そのアルバムの続きが出れば、次は「Greatest Hits Vol.2(第2弾)」となります。
雑誌であれば、その創刊号(最初の号)に「Vol.1」と書かれることが一般的です。
このように、シリーズがここから始まるという目印や、順番を表すために「Vol. + 数字」の形で使用します。
「Vol.」の使い方
では、実際の英語の文章や日常の表記で「Vol.」がどのように使われているのでしょうか。
具体例を見てみましょう。
「〇〇 Magazine Vol.5(〇〇雑誌 第5巻)」
「×× Journal Vol.12(××学術誌 第12巻)」
のように書き表すこともあります。

文字で書くときは、省略を表すピリオド(.)を忘れないようにしてくださいね。
また、声に出して「Vol.1」と読むときは、省略せずにそのまま「Volume one(ボリューム ワン)」と発音します。
「Vol.10」であれば「Volume ten(ボリューム テン)」となります。
書籍や音楽だけでなく、ビジネスシーンで定期的に発行するニュースレターや報告書などでも、シリーズの回数を表すために「Vol.1」「Vol.2」とナンバリングすることもあります。
「Vol.」と「No.」の違い
「Vol.」とよく似た表記に「No.」があります。
この2つの役割の違いを確認しましょう。
・「Vol.」はVolume(巻・シリーズ番号)
・「No.」はNumber(号・個別の番号)
海外の雑誌は「1年(1シーズン)で1巻」という考え方のモノが多いので、1年ごとに「Vol.」の数字が増えていきます。

発行1年目なら「Vol.1」、2年目なら「Vol.2」という感じですね!
たいていの雑誌は一年間に何冊か発行されるので、それに「No.1」から順番に数字を振っていくということですよね。
| 表記 | 意味 |
|---|---|
| Vol.1 | 第1巻(発行されてから1年目、1シーズン目) |
| No.3 | 第3号(その巻の中で3番目に発行されたもの) |
| Vol.1 No.3 | 第1巻 第3号(発行1年目の中の3番目) |
「Vol.」が全体の中の大きな区切り(巻)を表すのに対して、「No.」はその中の中分類や、個々の発行回数(号)を表すために使われます。
このように、1年ごとに「巻(Vol.)」が新しくなり、その年の何番目の発行かを「号(No.)」で表すというルールが広く使われています。
【No.】に関してはこちらの記事をお読みください。
英語【No.】の意味とは?なぜNumberの略がNo.になるのかをかんたん解説!
「Vol.」と「Ver.」の違い
最近のスマホアプリやゲームなどでよく見かけるのが「Ver.」という表記です。
「Vol.」と「Ver.」は見た目が似ているため間違いやすいですが、意味は全く異なります。
「Vol.」はVolume(巻・シリーズ番号など)
「Ver.」はVersion(版・バージョン・中身の改訂)
「Ver.」は「同じものを新しく作り直したバージョン」を指します。
たとえば
「Windows Ver.11」は、OSのバージョン11という意味になり、以前のシステムを改良して新しくしたもの。
「App Ver.2.5」は、アプリのバージョン2.5という意味になり、不具合を修正したり機能を追加したりしたもの。
このように、ゲームやソフトウェア、アプリなどのアップデート(中身の更新)を表すときには「Ver.」を使います。
「Vol.」とは使いどころが完全に異なりますので、しっかりと区別しておきましょう。
英語の「Vol.」に関するよくある質問(FAQ)
最後に、「Vol.」に関してよくある疑問をQ&A形式でシンプルにまとめました。
Q. Vol.は何と読む?
A. 「ヴォリューム」「ボリューム」と読みます。
カタカナで書くときは「ボリューム」でも通じますが、発音するときは「ヴォ」の音を意識するとより自然です。
Q. Vol.1とはどういう意味?
A. 「第1巻」や「第1集」、「第1弾」という意味です。
シリーズ作品や雑誌、音楽アルバムなどの最初の作品であることを示します。
Q. Vol.の後ろのピリオド(.)は絶対に必要?
A. はい、基本的には必要です。
このピリオドは「本単語(Volume)を途中で省略しています」というサインなので、省略語である表記には必ず付けます。
今日のまとめ

今回は、英語の表記「Vol.」について解説しました。
まず、Vol.は「Volume」の略で、読み方は「ボリューム」または「ヴォリューム」です。
意味は「巻」や「シリーズ番号」を表し、「Vol.1」は第1巻となります。
次に、No.(Number)は「号」や「個別の番号」を表すため、Vol.と組み合わせて使われることも多いです。
またVer.(Version)は「版・バージョン」という意味になり、OSやアプリのアップデートなどに使われます。
日常やビジネスシーン、あるいは趣味の場で「Vol.」を見かけたときは、ぜひ今回の内容を思い出して、正しく意味を理解してみてくださいね。
※英語の略語シリーズはこちらをお読みください。
【No.】は何の略?意味や使い方を解説した記事はこちら👇
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