
こんにちは!
今日も中学英語の復習をがんばりましょうね。
英語の会話でよく耳にする 「Never mind」。
直訳すると「気にしないで」という意味ですが、実際の使い方にはニュアンスの違いがあります。
また、チャットやSNSで使われる 「nvm」 という略語や、よく混同される 「don’t mind」 との違いも気になるところ。
この記事では、中学英語レベルの文法をもとに 「Never mind」 の意味・使い方・返し方 をわかりやすく解説していきます。

「ネバーマインド」?
確かにネイティブがよく会話で使うイメージですね。
どういう時に使えばいいのかな?
「Never mind」をカタカナで書くと「ネバーマインド」と表記されることが多いですよね。
でも「ネヴァーマインド」の方が実際の英語の発音に近くなります。
「Never mind」は、まるで一つの単語のようにくっつけて発音します。

アクセントは最初の「ネ」の部分に置きます。
「ネヴァマイン」という感じですね。
英語の会話表現「leave me alone」の意味はこちら⇩ ⇩
「Never mind」の意味
それでは「Never mind」の意味について見てみましょう。
・Never mind.
気にしないで
「never」は「決して~ない」という意味の副詞です。
「mind」は「気にする」「注意を払う」などの意味の動詞です。
「Never mind」は会話などで使うカジュアルな表現です。

「never」は否定を表す言葉ですが、「not」よりもっと強い意味があります。

「Never mind」は主語がないですね?
「never」から始まってるということは…?
「Never mind」は命令文です。
今まで出てきた否定の命令文は「Don’t」から始まっていましたが、「Never」から始まる形もよく使われます。

「Never give up.(ネヴァーギブアップ)」って聞いたことないですか?
「あきらめるな」という意味の否定の命令文です。

わかりました!
「Never mind」が否定の命令文だから「気にしないで」という意味になるんですね!
「Never mind」の基本的な意味は「気にしないで」ですが、実は大きく分けると2つの意味があります。
「Never mind」の意味① 大丈夫だよ
相手が何か失敗したり、困っているときに、「気にしないで、大丈夫だよ」と相手を安心させる時に使います。

例えば相手が
・あなたから借りたものを失くしてしまった
・あなたの服にお茶をこぼしてしまった
などという時などに使えますね
Sorry I’m late.(遅れてごめん)
Never mind. (大丈夫だよ)
「Never mind.」の意味② たいしたことないから
2つ目は、相手ではなく自分のやったことが「たいしたことないから、気にしないで」と言いたい場合に使います。

例えば、自分が放った渾身のギャグを相手が聞き返してきた場合などですね。

あ~~💦
相手が意味を理解してくれなくて恥ずかしい時ありますよね。
Can you repeat that? (もう一度言ってくれる?)
Never mind. It’s not important. (気にしないで。たいしたことじゃないので)
以上のように「Never mind.」は同じ「気にしないで」でも異なるニュアンスで使われることがあるということを覚えておいてくださいね。
「Never mind」はスラング?「nvm」とは
「Never mind」自体はスラングではなく、日常会話でごく普通に使われる表現です。

若者の間で広がったり、もとの単語の意味とはまったく違う意味で使われたりするのがスラングです。
ただし、SNSやチャットでは 「nvm」 と略して使うことが多く、これがスラングのように扱われる原因になっているのでしょう。

「nvm」は「Never mind」の略だったんですね!
nvm, I’ll do it later.(気にしないで、あとでやるよ)
ネイティブはよく、「nvm」や「asap」「giyf」などの略語を友達とのチャットでよく使います。
これらはまとめて「ネットスラング」とも呼ばれているので、それぞれの意味を覚えておくと便利ですよ。
「Never mind」は「ドンマイ」とは違う?

相手が失敗したり落ち込んだりしている時に「ドンマイ」と言いますね。
日本語の「ドンマイ」は、カタカナ英語として使われ、スポーツや日常生活の中で失敗したときに「気にしないで」「大丈夫だよ」と慰める意味で使われます。

この「ドンマイ」ですが、英語の「Don’t mind」から来た表現なんです。

じゃあ、「Never mind」の代わりに「Don’t mind」も使えるんですか?
「Never mind」と「Don’t mind」は同じような使い方ができそうに思いますが、実際には英語ではそのような使い方はしません。

なぜなら「ドンマイ」は和製英語であり、英語ネイティブが使う表現ではないからです。

え?
ということは、ネイティブは「Don’t mind.」とは言わないんですか?
ネイティブが「Don’t mind.」を使うのは、命令文の形ではなく
例えば
I don’t mind waiting.(待ってもかまいません)
などというように、「気にしない」「構わない」という意味で文の中の一部として使われます。

「ドンマイ」の意味で「Don’t mind」とは言わないんですね。
和製英語に関する記事はこちら⇩
「Never mind」の返し方
誰かに「Never mind」と言われたら、どう答えればいいのでしょう?
よく使われる返し方を見てみましょう。
Okay.(わかった)
Thanks.(ありがとう)
Got it.(了解)

「Got it.」は「I got it.」を省略した形です。
カジュアルな会話表現で「わかった」という意味で使います。

ずいぶん簡単な答え方でいいんですね!
例えば
A: Sorry I lost your pen.(ごめん、ペン失くしちゃった)
B: Never mind.(気にしないで)
A: Okay, thanks.(わかった、ありがとう)
「Never mind」は友人など仲の良い人に使うカジュアルな表現です。
あまり深く考えずに、「Thanks」「Okay」などと軽く返すといいでしょう。
「Never mind」は言い換えられる?
「Never mind」を別のフレーズに言い換えることはできるのでしょうか?
「Never mind」の言い換え① Don’t worry.
「Never mind.」と同じような意味で使うことができる表現として「Don’t worry.」が考えられます。
相手に安心感を与えるために使われるフレーズです。

「Don’t worry.」は以前出てきましたよね!
とにかく明るい安村さんがBGTに挑戦した記事だったかな?
「Don’t worry.」に関してはこの記事をお読みください⇩
「Never mind」の言い換え② Forget it.
「Forget it.」も「Never mind.」と同じような意味で使うことができるフレーズです。
「forget」は「忘れる」という意味の名詞です。

これも命令文の形になっているので、「それを忘れて」という意味になりますね。
自分の発言や提案を撤回する時や、話題を変えたい時に使います。
カジュアルな表現で、少し冷たく響くこともあるので、ビジネスなどでは使わない方がいいでしょう。
「Never mind」の言い換え③ It doesn’t matter.
「It doesn’t matter.」は命令文の形ではありませんね。
「matter」は「重要である」「問題である」という意味の動詞です。

つまり「It doesn’t matter.」で「重要じゃないから気にしないで」という意味になります。
今日のまとめ「Never mind」


「Never mind」は英語でとてもよく使われるフレーズで、主に2つの意味で使用されます。
相手を思いやって「大丈夫だよ」と言う場合と、自分の発言を撤回する際に「気にしないで」と言う場合です。
また、「ドンマイ」は実は和製英語です。
ネイティブは「Never mind」の意味で「Don’t mind」とは言いません。
言い換えとしては「Don’t worry.」や「Forget it.」などがあります。