こんにちは。
今日は「He is a movie star.」という例文を使って、三単現について説明します。
中学一年生で習ったはずですが、覚えていますか?
中学生の時に習ったということは覚えてますよ。
でも、残念ながら、今はうろ覚えです。
今日はしっかり説明を聞いて、三単現を身に付けます!
「He is a movie star.」の意味
・He is a movie star.
彼は映画スターです
では、単語の意味を見てみましょう。
「movie」は「映画の」という意味の形容詞です。
「star」は「星」「スター(人気者)」という意味の名詞です。
主語が「he」や「she」のときは、
be動詞「is」を使うんでしたよね。
はい、そうです。
そして、この「He is a movie star.」は
三単現の文です。
三単現って?
三単現とは、「三人称・単数・現在」を省略した言葉です。
単数はわかりますよ。
一人とか一個とか…
言い換えれば複数じゃないものってことですよね?
現在は、過去でも未来でもない、
今という意味でしょう?
そうですね。
じゃあ、三人称はどうですか?
この三人称がけっこう中学生にとっての
つまずきポイントになっているような気がするので、
少しくわしく説明します。
三人称の考え方
三人称という言葉があるということは、一人称も二人称もあるということは想像できますね。
一人称…話し手のこと。「わたし」「ぼく」「われわれ」など。
二人称…聞き手のこと。「あなた」「おまえ」「きみたち」など。
三人称は、一人称と二人称以外の人やモノを指します。
つまり、一人称「わたし」と二人称「あなた」以外ということですね。
なるほど、「彼」とか「彼女」とかは三人称なんだ!
「かれら(they)」も三人称ですが、単数ではありませんね。
つまり今回のテーマ「三単現」には当てはまりません。
主語が三人称で単数の場合、使うbe動詞は「is」です。
「He is」「She is」「It is」のようになります。
三人称単数の例
わかりやすいように三人称の中でも単数のものを例に挙げると
・「My brother」「Tom」「her father」… he
・「his sister」「Mayumi」「my mother」… she
・「this pencil」「my notebook」「your dog」… it
「brother」は「兄」「弟」という意味の名詞です。
「姉」「妹」という意味の「sister」と一緒に覚えておきましょう。
「father」は「父」、「mother」は「母」という意味の名詞です。
この二つの単語も併せて覚えるようにしましょう。
上の例に挙がっている言葉は「I」と「you」以外の人やモノなので、すべて三人称です。
「I」でも「you」でもないから、「my brother」や「Tom」は三人称なんですね。
ところで、赤字の「he」「she」「it」はどういう意味があるんですか?
たとえば「my brother」や「Tom」「her father」を代名詞に置き換えると
「he」になるという意味です。
「my brother」は「私の兄(弟)」なので、男性ですよね?
つまり代名詞は「彼は」という意味の「he」になります。
練習してみよう
三単現の意味を理解したところで、問題を解いてみましょう。
では、日本語訳です。ヒントにしてください。
1. こちらは啓太さんです。彼は歌手です。
2. こちらは私の妹(姉)です。彼女は10歳です。
わかりました!
1番が「He」。だって、啓太は男性の名前でしょう?
2番が「She」。「sister」は姉とか妹の意味ですものね。
正解です。
英語では最初に出てきた言葉を何度も繰り返すことはしません。
そのため、最初は「Keita」ですが、
次からは「he」という代名詞を使って言い表します。
次は少し難しくなりますよ。
では、ヒントを出します。
「友達」は「friend」、「先生」は「teacher」です。
1番は「This is Ayako. She is my friend.」
2番は「This is my brother. He isn’t a teacher.」
よくできました!
特に2番は否定文になっているのに、ひっかかりませんでしたね。
それに「teacher」の前に、
冠詞の「a」も忘れずに入っているので文句なしです。
be動詞を含む三単現の疑問文と否定文
be動詞を含む三単現の文を、疑問文と否定文の形にしてみましょう。
He is a pianist.(彼はピアニストです)
Is he a pianist?(彼はピアニストですか)
He isn’t a pianist.(彼はピアニストではありません)
これは、今まで学習した疑問文や否定文の作り方が身についていればわかりますね。
「He is a pianist.」を疑問文にするには、
be動詞「is」を「he」の前に出して、最後をクエスチョンマークにする。
否定文にするには、
「is」の後ろに「not」を付けて「is not」や「isn’t」の形にする。
では、「Is he a pianist?」に対する答え方も覚えていますか?
Is he a pianist?
Yes, he is.(He is a pianist.)
No, he isn’t.(He is not a pianist.)
be動詞の疑問文や否定文については
Lesson3で学習しているのでかんたんですね!
今日のまとめ
「He is a movie star.」という文を使って、
be動詞を含む三単現の文について説明しました。
三単現とは「三人称単数現在」という言葉を省略したもの。
「単数」と「現在」はわかりやすいですが、
「三人称」というのは少し難しく感じるかもしれませんね。
「一人称(I)」と「二人称(you)」以外の人やモノを三人称といいます。
代名詞でいうと「he」「she」「it」。
主語が三人称単数の場合に使うbe動詞は「is」です。