
どの家庭にも1台はある「掃除機」ですが、英語で何と言うか知っていますか?
掃除機は英語で vacuum cleaner(バキューム クリーナー) と言います。
ところが、イギリス英語ではちょっと意外な言い方をすることがあります。
今回は「掃除機をかける」の英語表現とあわせて、ちょっと面白いイギリス英語の表現も見ていきましょう。
今回は「掃除機」の英語表現や、「掃除機をかける」の言い方、さらに「なぜイギリスでは違う単語を使うの?」という疑問まで、かんたんに解説します!
「掃除機」は英語で何という?
「掃除機」は英語で
vacuum cleaner(バキュームクリーナー)
と言います。
また、省略して「vacuum」とだけ言うこともあります。
例文を見てみましょう。
I bought a new vacuum cleaner.(新しい掃除機を買いました)
Where is the vacuum?(掃除機はどこですか?)
このように、英語では「掃除機」のことを、「vacuum cleaner」「vacuum」と言います。
「vacuum」はもともと「真空」という意味
ところで、vacuum という単語には
真空
という意味もあります。

なぜ「真空」と言う意味の「vacuum」が、掃除機という意味で使われるようになったんですか?
掃除機の仕組みを簡単に説明します。
モーターでファンを高速回転させ、掃除機内部の空気を外へ排出する
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空気が減ったことで、掃除機の中の気圧が低くなる
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空気は気圧が高い所から低い所へ流れるため、空気といっしょにゴミが掃除機内に吸い込まれる
実際には掃除機の中が真空になるというわけではなく、気圧が低くなるだけです。

真空とまでは言えませんが、真空状態に近づけてゴミを集めることから「vacuum cleaner」と言われるようになったんですね。
「掃除機をかける」は英語で?
では、「掃除機をかける」は英語で何と言うのでしょうか?
英語では「vacuum」を動詞として使います。
I vacuum the floor every day.(私は毎日、床に掃除機をかけます)
I need to vacuum the living room.(リビングに掃除機をかけなければなりません)
この場合の vacuum は
掃除機をかける
という意味です。
「掃除機」という名詞は「vacuum cleaner」または略して「vacuum」、「掃除機をかける」という動詞は「vacuum」 となります。
「掃除機をかける」という日本語を見ると、英語でも何か特別な単語や熟語があるのかと思ってしまいますが、実はシンプルに vacuum を遣えばOKです。
「掃除機」はイギリスでは何ていう?
ここからが「掃除機」に関する英語でちょっと面白いところです。
イギリス英語では、掃除機を
hoover(フーバー)
と呼ぶことがあります。
The hoover is in the closet.(掃除機はクローゼットの中にあります)
I hoover the living room every morning.(私は毎朝リビングに掃除機をかけます)
1つ目の例文は「hoover」を名詞「掃除機」として使っています。
そして2つ目は動詞「掃除機をかける」という使い方をしています。
「掃除機」と「掃除機をかける」が、どちらも hoover で表せるんですね。
Hooverはもともと掃除機のブランド名!
ここまで読んで
「どうしてhoover?」
「そもそもhooverって何だろう?」
と思った人もいるかもしれません。

実は Hooverはもともと掃除機のブランド名なんです。
アメリカで生まれたHooverという掃除機ブランドはイギリスでも大きく普及し、やがて hoover が掃除機そのものを指す言葉として使われるようになりました。
ブランド名が、いつの間にか商品そのものを表す言葉になる。これは英語のちょっと面白いところですね。
現在でもイギリス英語では hoover がよく使われています。
ちなみに、アメリカ英語では一般的に vacuum や vacuum cleaner が使われます。
日本にも似た例がある?
実は、日本にも「もともとは商品名だったのに、一般的な呼び方のように使われている言葉」があります。
✅ホッチキス
ホッチキスはもともと商品名でした。
しかし現在ではメーカーに関係なく、金属の針で数枚の紙を留める文房具を「ホッチキス」と呼んでいます。
✅サランラップ
「サランラップ買ってきて」と言っても、必ずしもそのメーカーの商品を指定しているとは限りませんよね。
食品を包むラップフィルムの総称として使われることもあります。
✅バンドエイド
傷口に「バンドエイドでも貼れば?」と言われたとき、同じような形のものであれば特にメーカーにはこだわらない人も多いと思います。
商品名 → 多くの人が商品そのものを指す言葉として使う → 一般的な呼び方として定着する
という現象は、日本にもあるんですね。
イギリス英語の hoover も、このような現象の一例と考えると分かりやすいでしょう。
今日のまとめ

今回は「掃除機」の英語について解説しました。
掃除機は「vacuum cleaner」、または「vacuum」とも言います。
掃除機をかけるという意味の動詞は「vacuum」。
イギリス英語では掃除機のことを「hoover」、また掃除機をかけるという意味でも「hoover」を使います。
Hoover はもともと掃除機のブランド名ですが、掃除機を指す言葉として定着したというのは興味深いですね。
