こんにちは!
今日も中学英語の復習をがんばりましょうね。
英語のスラング「go bananas」というフレーズを聞いたことがありますか?
この表現は、日常会話でよく使われている会話表現です。
しかし、「バナナに行く」って日本語に訳してしまうとまったく意味がわかりませんね。
この記事では、「go bananas」の意味とその由来、そして使い方を簡単な例文を通して解説していきます。
「ゴー バナナズ」?
「バナナ」と関係のある意味なのかな?
以前の記事で解説した「cats and dogs」も「犬」や「猫」にはまったく関係ない意味になりますよね?
英語の慣用表現「cats and dogs」の意味はこちら⇩ ⇩
「go bananas」の意味
それでは「go bananas」の意味について見てみましょう。
・go bananas
興奮する、熱狂する
「go bananas(ゴー バナナズ)」は、「バナナに行く」という意味になりそうですが、実際には「興奮する」や「おかしくなる」「熱狂する」という意味を持つスラングです。
ここで使われている「go」は「行く」や「出かける」などとは違い「~になる」という意味で使われています。
「banana」は通常はフルーツの「バナナ」の意味ですが、「bananas」と複数形になったときには「頭のおかしい」などという意味になることも。
じゃあ「go bananas」は、あこがれのアイドルに会えた時とかに熱狂する様子を表すことができるんですね?
そうですね。
あとは想定もしてなかったビッグニュースを聞いた時なども「go bananas」が使えそうですね!
でも「バナナ」と「興奮する」ということに、どういうつながりがあるんでしょうか?
「go bananas」の由来
「go bananas」はどうして「興奮する」「熱狂する」という意味で使われるようになったのでしょうか。
その由来をみてみましょう。
「バナナが大好きな動物」っていうと何を思い浮かべますか?
それはやっぱり「サル」じゃないですか?
「go bananas」は、サルが大好物のバナナを見て興奮する様子が由来になっているという説が一般的です。
口語表現なので他にも諸説あるようですが、一般的にはサルが喜ぶ様子から「go bananas」というフレーズが使われるようになったと考えられています。
「バナナ」が好きな「サル」の様子を表す表現なんですね!
「go bananas」と似た表現は?
それでは「go bananas」と同じような意味を持つ表現を見てみましょう。
go crazy
「go crazy」は「go bananas」とほぼ同じような意味で使われています。
「crazy」は「頭がおかしい」「熱狂する」などの意味の形容詞です。
これは「go bananas」よりわかりやすいですね!
日本語でも「クレイジー」って使いますから。
「go crazy」は「go bananas」のようにまったく違う意味になってしまうわけではありません。
「go crazy」は一時的に理性を失って興奮しているような状態を表します。
「go nuts」
「go nuts」も「go bananas」と同じような意味の表現です。
「nuts」は「nut(木の実)(ナット)」の複数形です。
「nuts」と複数形になると「気の狂った」「ばかげた」などの意味になります。
「go nuts」と「go bananas」はもともとの「木の実」や「バナナ」の意味とはまったく関係のない意味になります。
しかし「go crazy」はもともとの「crazy」の意味から変化しません。
つまり「go nuts」と「go bananas」はスラングなんですね!
flip out
「flip out」は突然感情が爆発する様子をあらわすフレーズです。
おもに「怒り」で感情が抑えきれないときに使いますが、状況によっては「喜び」で興奮しているときにも使うことができます。
この「flip out」も若者が好んで使うスラングですので、ビジネスシーンでは避けた方がいいですね。
「go bananas」を使った例文
実際に「go bananas」は会話の中でどのように使われるのでしょうか。
I went bananas when I heard the bad news.(その悪いニュースを聞いたとき、私はおかしくなった)
The crowd went bananas at the concert.(コンサートで観客は熱狂した)
When the kids saw the puppy, they went bananas.(子どもたちは子犬を見たとき、大興奮だった)
「heard」は「聞く」という意味の「hear」の過去形です。
「news」は「ニュース」「知らせ」という意味の名詞です。
「crowd」は「群衆」「観客」という意味の名詞です。
「puppy」は「子犬」という意味の名詞です。
これらの例文を通して、「go bananas」がどのようなシチュエーションで使えるかがわかりますね。
ポジティブな意味で使われるだけじゃないんですね。
「bad news」のようなネガティブな話題でも使えるんですね!
今日のまとめ
今日は「go bananas」について説明しました。
「go bananas」は、「興奮する」や「おかしくなる」といった意味の英語スラングです。
その由来は「サル」が「バナナ」を見て興奮する様子にあるという説が一般的です。
また類義語として「go nuts」「go crazy」「flip out」などがありますが、他にも「興奮する」という意味のフレーズはたくさんあります。
ボキャブラリーを増やすためにも、辞書やネットを利用して「go bananas」の類義語を探してみてくださいね!