
こんにちは。今日は「一般動詞」について説明します。
今までのレッスンで学んだのは「be動詞」です。
「一般動詞」と「be動詞」では、何が違うのでしょうか。

一般動詞?
be動詞はよく聞くけど、一般動詞って何だったかなぁ。
一般動詞だと、疑問文の作り方もbe動詞とは違うのかなぁ。
「I like music.」の意味

・I like music.
私は音楽が好きです
「I like music.」という文には、「is」や「am」などのbe動詞が入っていませんね。
この文の中ではbe動詞ではなく、一般動詞が使われています。
それが「like」です。
「like」は「好き」という意味の一般動詞です。
一般動詞とは、be動詞以外の動詞のこと。
be動詞には、「is」や「am」「are」などがありますが、それ以外の動詞は一般動詞と呼ばれています。
中学一年生で習う一般動詞には、「like」「play」「eat」「drink」「speak」などがあります。
新しく出てきた単語の意味を説明します。
「music」は「音楽」「楽曲」などの意味があります。
日本語でも「ミュージック」というので、おなじみですね。
「play」は「遊ぶ」「(楽器を)演奏する」「(球技を)する」などの意味。
「eat」は食べる。
「drink」は飲む。この「eat」と「drink」はセットで覚えておきましょう。
「speak」は「話す」という意味です。
一般動詞の疑問文の作り方


be動詞の入った文を疑問文にする場合、
・You are a student. → Are you a student?
のように、主語とbe動詞の位置を入れ替えましたね。
でも、一般動詞の入った文の場合、主語と動詞を入れ替えるわけではありません。
一般動詞の文を疑問文にする場合「do」を文頭に置きます。
Do you like music?(あなたは音楽が好きですか?)
Yes, I do. I like music.(はい、そうです。私は音楽が好きです)
No, I don’t. I don’t like music.(いいえ、ちがいます。私は音楽が好きではありません)
「Do you like music?」は、相手に音楽が好きかどうかを聞いています。
答えるほうは、「Yes」か「No」で答えますが、「Yes」の場合は「Yes, I do.」となります。

「No」の場合は、「No, I don’t」。
この「don’t」は確か、「do not」の短縮形でしたよね。
会話の中では「No, I don’t」と短縮した形で答えるのが一般的です。
「I don’t like music.」は否定文という形の文です。
否定文を作る際には、「don’t」は一般動詞(この場合は「like」)の前に置きます。
否定文って?

否定文とは、「~ではない」というように否定する形の文のことです。
否定文の作り方は、be動詞と一般動詞では異なります。

be動詞の場合は、be動詞の後ろに否定を意味する「not」を置きました。
しかし一般動詞の場合は、一般動詞の前に「do not」や短縮形の「don’t」を置きます。
・I don’t play the piano.(私はピアノを弾きません)
・You donot eat natto.(あなたは納豆を食べません)
・I don’t like Japanese food.(私は和食が好きではありません)
例文を見ると、一般動詞「play」「eat」「like」の前に「don’t」や「do not」が置かれているのがわかりますね。
日本語訳も「弾きません」「食べません」「好きではありません」のように、否定の形になっています。
では、新しい単語の説明です。
「piano」は「ピアノ」という意味の名詞です。
楽器を弾くという場合は、「play the piano」のように楽器名の前に定冠詞「the」を付けるのが原則です。
「Japanese」は「日本の」という意味の形容詞です。
国の名前やその形容詞などは、「Japan」「Japanese」のように大文字から始めるのがルールなので覚えておいてくださいね。
「food」は「食べ物」という意味の名詞です。
前に「Japanese」をつけると、「和食」、「French」(フランスの)をつけると「フランス料理」などのようになります。
目的語って?


「I like music.」では、「like」のすぐ後ろに「music」という単語が続きますね。
この語順には決まりやルールがあるのですか?
日本語の語順とは、ずいぶん違う感じがします。
英語と日本語では語順が異なります。
英語の肯定文では、主語のあとに動詞が来るのが一般的です。
そして、そのあとに「目的語」が続く場合があります。
「~が」「~を」「~に」などにあたる語句のことを目的語といいます。
すべての動詞が目的語を伴うわけではありませんが、「他動詞」の場合は動詞の後ろに目的語が必要です。
I like music.
の場合は、動詞「like」の目的語が「music」という形になっています。
英語の文型については、高校の授業で詳しく学習します。
ここでは、動詞の中には後ろに「目的語」を必要とするものがある、ということだけ覚えておきましょう。
今日のまとめ

今日は一般動詞を使った文について説明しました。
疑問文を作る場合には文の先頭に「do」、否定文を作る場合には動詞の前に「do not」がつくということを覚えておいてください。
またbe動詞は、ほんの数種類覚えればいいだけですが、一般動詞はかなりの数を覚えなければなりません。
新しく学習した単語はできるだけすぐに覚えてしまうように心がけましょう。