こんにちは。
今日はとにかく明るい安村さんが「ブリテンズ・ゴット・タレント」の準決勝で使った英語について解説します。
ネットニュースで見ました!
安村さんが「I’m wearing」と言うと
観客や審査員が「pants!」と叫ぶのがお約束になってましたね。
「Don’t worry, I’m wearing.」の英語の意味を解説した記事はこちら!
前回の「ブリテンズ・ゴット・タレント」で使われた英語の解説はこちら!
「afternoon tea」って?
「ブリテンズ・ゴット・タレント」の準決勝では、セットもすごく豪華になっていてびっくりしました!
安村さんもユニオンジャックのガウンを着て登場するなど、ノリノリでしたね!
まず最初に「I’m Toni.(トニです)」と前回からのニックネームを名乗っていました。
「I’m wearing pants. 」(私はパンツをはいています)
「But I can pose naked.」(でも全裸ポーズができるんです)
この英文は、前回と同じでこれから始めるネタの説明のような部分です。
そして前回もそうでしたが、今回もかなりイギリスを意識したネタを作ってきました。
「Today, British naked pose」(今日は、イギリスの全裸ポーズです)
「naked」は「裸の」という意味の形容詞です。
「pose」は「ポーズ」「姿勢」などという意味の名詞です。
なるほど。
今回は初めからイギリスに関連するようなネタを用意してきたと言ってるんですね!
前回も「スパイスガールズ」や「ジェームズ・ボンド」などかなりイギリスを意識したネタでしたが、今回は最初からイギリスネタをやるよって宣言したんですね。
「First, afternoon tea naked pose」
「first」は「一番目」「最初の」という意味です。
さて、安村さんは最初のネタとして
「アフタヌーンティー」を持ってきました。
アフタヌーンティー?
午後に飲むお茶ってことですか?
日本で言うおやつの時間みたいなものですかね。
そうですね。
午後3時ごろからサンドイッチやクロテッドクリームつきのスコーンなどと一緒に紅茶を飲むイギリスの習慣のことです。
紅茶が大好きなイギリス人には理解しやすいネタでしたね。
「Royal Guard」は近衛兵
次に安村さんは
「Next, Royal Guard naked pose」
と言います。
「Next」は「次に」という意味です。
「Royal Guard」というのは、日本語では「近衛兵(このえへい)」と訳します。
安村さんのネタの中でも出てきましたが、赤い制服に黒い帽子を身に付けて、バッキンガム宮殿などの警護をしている兵隊たちのことを「Royal Guard」といいます。
「Royal Guard」って決まった制服があるのに、安村さんは全裸だからよけい面白味が増したんでしょうね。
つづいて安村さんは
「Next, cricket naked pose」
と言います。
「cricket」ってなんですか?
日本人にはあまり馴染みがないですよね。
「クリケット」という名前のスポーツのことなんです。
クリケットはイギリスやインドなどで盛んなスポーツで、野球に似ていると言われています。
バットでボールを打ち、守備と攻撃に分かれて戦うところなどは野球と共通していますが、試合時間はとても長く、一日で終わらないのが当たり前なのだそうです。
安村さんがまるでゴルフのクラブのように振ってたのがクリケットのバットなんですね。
「Abbey Road」って道の名前?
そして次に安村さんは
「Next, Abbey Road naked pose」
と言います。
これ、ぼくわかりました!
父がビートルズのファンなんです。
イギリスのリヴァプール出身の伝説のバンドですよね。
「Abbey Road」は、かの有名なビートルズのアルバムのタイトルです。
ジョン・レノン、リンゴ・スター、ポール・マッカトニー、ジョージ・ハリスンの4人が横断歩道を渡っているアルバムのジャケットを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
4人が渡っている道路の名前が「Abbey Road」。
ビートルズファンにとっては聖地のひとつになっていますよね。
次に安村さんは、やはりイギリスで盛んなモータースポーツをネタにしています。
「Next, Lewis Hamilton naked pose」
モータースポーツはあまり詳しくないんですよね。
「Lewis Hamilto」というのはレーシングドライバーの名前ですか?
そうなんです。
「ルイス・ハミルトン」というのはイギリスの現役F1ドライバーの名前です。
F1はイギリスのシルバーストン・サーキットで毎年開催されているので、ハミルトンの注目度も高いんですよ。
なるほど。
だから、レース用の大きいタイヤが出てきたんですね。
F1で使われているフォーミュラーカーというのは、タイヤがむき出しになった状態のレーシングカーのこと。
タイヤで囲まれた真ん中に安村さんが座ることで、F1カーを操縦している感じを出してたんですね。
「Elton John」はイギリスのミュージシャン
最後に安村さんは
「Finally, Elton John naked pose」
といいます。
「エルトン・ジョン」もわかります。
ピアノを弾きながら歌うミュージシャンですよね。
そうですね。
ディズニー映画の主題歌なども手がけていて、日本人でも一度は聞いたことがあるようなヒット曲もたくさんありますよ。
最後のネタということで、安村さんはジャンプしたり寝転がったりと派手に動き回りますが、実際のエルトン・ジョンがあんな風に歌っているというわけではありません。
ただ、前回のスパイスガールズ同様、かなり盛り上がっていましたね。
12月1日に発表された「2023ユーキャン新語・流行語大賞」で「I’m wearing pants!」が流行語大賞特別賞を受賞しました。
安村さん、おめでとうございます!
今日のまとめ
今回はとにかく明るい安村さんが、ブリテンズ・ゴット・タレントの準決勝で披露したネタについて解説しました。
結果は残念ながら決勝に進出することはできませんでした。
しかし、彼がとてもイギリスの人たちに愛されている様子が、動画を見ているだけで伝わってきたような気がします。
お腹や太ももの位置を変えることでパンツが隠れて全裸に見えるというだけで、ここまでイギリス人の笑いをとったことは同じ日本人として嬉しく思いました
また彼の英語は中学校で習う単語や文法ばかりです。
外国人とコミュニケーションをとるのに、難しい英語の知識は必要ないということを身をもって示してくれたのではないでしょうか。
※後日、安村さんはワイルドカードで決勝に進出!
ブリテンズ・ゴット・タレント決勝で安村さんが使った英語に関する記事はこちら!