
こんにちは。
英語の「bring」と「take」は、「持っていく」「持ってくる」と訳されることが多く、違いがわかりにくい単語です。
学校では何となく覚えたものの、いざ英会話で使おうとすると
「どっちがどっち??」
と迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
実は「bring」と「take」の違いは難しい文法ではなく、話し手の視点を意識するだけでかんたんに理解できます。
ポイントは「こちらに来る動きなのか」「こちらから離れる動きなのか」という違いです。

カタカナの読み方は「ブリング」と「テイク」ですよね?
確かにどっちがどっちなのか?
うろ覚えで使い方がわからないです。

この記事では「bring / take」の大まかな違いから、それぞれの意味と使い方を中学英語レベルの例文でわかりやすく解説します。
最後には一覧表と図解で違いを整理するので、読み終わるころには自信をもって使い分けられるようになります
【borrow / lend】の違いについてはこちら⇩
「bring / take」の基本イメージ
「bring」と「take」は、どちらも「物を持って移動する」というイメージの動詞です。
日本語にすると似た意味になるため、違いがわかりにくいと感じる人も多いのではないでしょうか。
この2つの違いを一言でいうと、「移動の方向」 です。
・bring:自分(話し手)や相手のいる場所へ近づく
・take:自分(話し手)や相手のいる場所から離れる
つまり
こちらに来るなら bring
向こうへ行くなら take
という感覚で考えるとイメージしやすくなります。

なるほど。
「方向の違い」って、こういう意味なんですね。
「bring」の意味と使い方
「bring」は「こちらへ持ってくる」「連れてくる」という意味をもつ動詞です。
では「bring」を使った例文を見てみましょう。
Please bring your notebook tomorrow.(明日、ノートを持ってきてください)
She brought her friend to the party.(彼女は友だちをパーティーに連れてきました)
「bring」は、話し手や聞き手のいる場所を基準にして、何かが近づいてくるときに使います。

日常会話では、物だけでなく
人・情報・話題などにもよく使われるのが特徴です。
「take」の意味と使い方
take は、「向こうへ持っていく」「連れていく」という意味をもつ動詞です。
「take」を使った例文を見てみましょう。
Please take this bag to school.(このかばんを学校に持っていってください)
He took his sister to the station.(彼は妹を駅へ連れていきました)
「take」は話し手のいる場所から離れていく動きを表し、何かを別の場所へ移動させるときに使われます。

「take」も、物だけでなく人や行動にも使えます。
「bring」とセットで覚えるといいですね!
「bring / take」の違いが一目でわかる!一覧表
| 単語 | 基本の意味 | 移動の方向 | 例文 |
|---|---|---|---|
| bring | 持って来る/連れて来る | こちらへ (話し手・聞き手のいる場所) | Bring your bag here. |
| take | 持って行く/連れて行く | 向こうへ (話し手・聞き手から離れる) | Take this bag there. |
例文についての補足説明です。
「bring」の例文は「here(こちらに)」という単語が入っています。
つまり「こちらに持って来る」という意味。
「take」の例文は「there(そちらに)」という単語が入っています。
つまり「そちらに持って行く」という意味。
最後に「bring / take」のイメージを図にしたものです👇

今日のまとめ

「bring / take」の違い・使い分けについて説明しました。
bring は「こちらへ持ってくる・連れてくる」
take は「向こうへ持っていく・連れていく」
自分(話し手)に近づいてくるのか離れていくのかがポイントです。
迷ったら
こちらに来るなら bring
向こうへ行くなら take
で考えると判断しやすいのではないでしょうか。
「bring / take」はどちらもよく使う基本動詞ですが、視点の違いを意識するだけで、自然に使い分けられるようになります。

