
こんにちは。
今日も中学英語の復習をがんばりましょうね!
英語の「hear」と「listen」は、どちらも日本語では「聞く」と訳されるため、英語学習者もよく混乱する表現です。
しかし実は 「自然に聞こえる(hear)」 と 「注意して聞く(listen)」 という、はっきりした違いがあります。
この記事では、hear と listen の違いをやさしい例文でわかりやすく解説します。
さらに、今日から正しく使い分けられるように、よく使うフレーズ(hear from / listen to など)や、間違えやすいポイントもまとめました。
まずは、hear と listen のイメージをざっくりつかんでいきましょう。

今度は「ヒア」と「リスン」ですか。
「look / see / watch」「say / tell / speak / talk」に続いて似ている単語の意味の違いについてですね。
自分にぴったりのオンライン英会話を見つけたい方はこちら⇩
「hear」と「listen」の基本イメージ
英語の hear と listen には、次のような明確な違いがあります。
・hear:自然に耳に入ってくる音(努力しない)
・listen:注意して聞く(意識して耳を傾ける)

「listen」は「注意して聞く」という意味だから、英語の聞き取りを「listening(リスニング)」って言うんですね!

その通りです。
では、それぞれの意味と使い方をくわしく見ていきましょう。
「hear」の意味と使い方
では「hear」を使った例文を見てみましょう。
I heard a dog barking.(犬の声が聞こえた(自然に耳に入った))
Did you hear the bell?(ベルの音、聞こえた?)
「hear」は不規則動詞で過去形は「heard」です。
✅「hear」の基本的な意味は「(自然に)聞こえる」。

意識しなくても耳に入る音を表すときに使います。
例えば
一つ目の例文は、外を散歩していたらどこかで犬が吠えている声が耳に入ってきたというイメージですね。

また「hear」は
「hear + 人 + 動詞の原形(またはing形)」
という形で
「人が~するのを聞く」
という意味で使うことも多いんですよ。
例えば
I heard him sing.(彼が歌うのが聞こえた)

「人」の部分が「him」
「動詞の原形」の部分が「sing」
ということですね!
「hear」を使ったフレーズ
またよく使うフレーズとして次の形を覚えておくようにしましょう。
🔴hear from ~(〜から連絡をもらう)
I heard from my uncle yesterday.(昨日、おじから連絡があった)
🔴hear of ~(〜について聞いたことがある)
Have you heard of this movie?(この映画について聞いたことある?)
🔴hear that ~(〜だと聞く)
I heard that he moved to Tokyo.(彼が東京に引っ越したと聞いた)
listen の意味と使い方
では「listen」の例文です。
Please listen carefully.(よく聞いてください)
I listen to music every day.(私は毎日音楽を聴きます)
※「listen」は発音に注意してください。「t」は発音しないので「リスン」「リッスン」のようになります。
✅listen の基本的な意味は「意識して聞く」「注意して耳を向ける」。

「listen」はすぐ後ろに目的語が来ていないので自動詞ですよね?

その通りです。
それに対して「hear」の方は目的語が来るパターンもあるので自動詞・他動詞、両方の使い方があります。
例えば
I heard a sound.(音が聞こえた)
上の例文は目的語(a sound)がhearの直後に来ているので他動詞として使われています。
自動詞と他動詞についてはこちら👇
「listen」は「to」とセットで覚える
「listen」は自動詞なので、直後に目的語を置きません。
何かをつけ足す際には、前置詞「to」が必要です。
Please listen to me.(私の話を聞いてください)
We listened to the story quietly.(私たちは静かに話を聞いた)

「~を聞く」という時は「listen to ~」の形になるんですね!
「hear / listen」の違いが一目でわかる!比較表
2つの違いが一目でわかるよう、比較表にまとめました。
| 動詞 | 基本イメージ | 意識 | 文法ポイント | 例 |
|---|---|---|---|---|
| hear | 自然に聞こえる | 無意識 | 自動詞・他動詞 | I heard a noise.(音が聞こえた) |
| listen | 注意して聞く | 意識的 | 自動詞。to が必要 | I listened to music.(音楽を聞いた) |
例文の補足説明です。
どちらも「音」「音楽」などを聞いているのですが、「hear」の方は注意を向けていないのに「聞こえた」という状態。
一方「listen」の方は意識的に音楽を「聞いた」という意味です。
今日のまとめ「hear / listen の違い」


今回は「hear / listen の違い」について説明しました。
どちらも「聞く」という意味ですが、意味や使い方には違いがあります。
hear = 自然に聞こえる
listen = 注意して聞く
「hear」は自動詞と他動詞の両方の使い方があります。
「listen」は自動詞なので、後ろに「to」を付けた「listen to」の形で覚えるようにしてください。
hear と listen のイメージをしっかり押さえておくと、日常会話でも迷わず使い分けができるようになりますよ!


