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【give and take】の意味は?どっちがどっち?譲り合いの精神を表す英語

【give and take】の意味は?どっちがどっち?譲り合いの精神を表す英語 会話表現・スラング・ことわざ

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satomi
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こんにちは!
英語の「give and take」という表現、聞いたことはあるけれど、「どっちが“give”で、どっちが“take”?」「和訳するとどういう意味?」と疑問に思ったことはありませんか?
このフレーズは日常英会話からビジネスシーンまで幅広く使われ、相手と譲り合う精神やお互い様の関係を表す重要な表現です。
今回は、「give and take」の意味や使い方、それぞれの単語の意味や言い換え表現などをやさしい英語と例文で解説します!

「ギブ アンド テイク」ですか。
確かに聞いたことはありますけど、意味や使い方はイマイチ理解してない感じです。

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前回解説した「safe and sound」は同じような意味の単語を並べた言葉でしたね。
では「give and take」はどのような構造になっているのか見てみましょう。

   

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「give and take」の意味

まずは「give and take」の意味から見てみましょう。

・give and take

公平にやりとりする/持ちつ持たれつ

「give and take」を和訳すると「公平にやりとりする」「持ちつ持たれつ」となります。

「give」は「与える」という意味の動詞です。

「take」は「受け取る」という意味の動詞です。

「与える」と「受け取る」。
「give」と「take」は反対の意味の言葉なんですね!

「give and take」は直訳すると「与えて受け取る」。

しかし実際の意味はそこから少し広がって、「互いに譲り合うこと」を表します。

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「give and take」どちらか一方だけが与えたり受け取ったりするのではなく、お互いに譲り合って「持ちつ持たれつ」の関係性であることを意味しています。

他にも日本語のことわざや慣用表現などでは

・「お互い様」

・「情けは人のためならず」

なども「give and take」の和訳として使えそうですね。

そのままカタカナにしてで「ギブアンドテイク」とも言いますよね。

「safe and soud」の意味はこちら⇩

「give and take」の「give」が先なのはなぜ?どっちがどっち?

「give and take」でも「take and give」でも意味は同じですよね?
語順はどっちがどっちでも通じればいいですよね?

satomi
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残念ながら「take and give」というのは聞いたことがありません。

「give(与える)」が先にくる理由は、英語圏の人々が共通して持っている価値観に関係していると言われています。

「まず相手に与えること(give)が大事。その結果、何かを受け取れる(take)」という考え方が根づいているのです。

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つまり「見返りを求める前にまず自分から与えよう」ということですね。

聖書の教えの一つに、「与えなさい、そうすれば与えられる」という意味の言葉があるそうです。

なるほど!
だから「give(与える)」が先でないとダメなんですね。

与えることが信頼関係の第一歩という考え方からできた言葉と言えそうです。

「give」があなた、「take」が相手というような一方通行の関係ではなく、 “お互いに”分け与え合うという関係を前提にした表現なのです。

「give and take」の例文で使い方をチェック

実際に使われる「give and take」の英文とその和訳をいくつか見てみましょう。

In a good friendship, there’s always some give and take.(良い友情にはいつもお互いの譲り合いがある)

Successful negotiation requires a bit of give and take.(成功する交渉には多少の譲歩が必要だ)

「successful」は「成功した」「上出来の」という意味の形容詞です。

「negotiation」は「交渉」という意味の名詞です。

「require」は「要求する」「必要とする」という意味の名詞です。

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ビジネスシーンの例文では、ビジネスで使う単語が出てくるので少し難しく感じるかもしれませんね。

どちらの例文にも「some」とか「a bit of」とかが「give and take」の前に付いていますね。
これは必ず付けるものですか?

「some」はいくらか、「a bit of」は「少し」という意味です。

「give and take」はひと固まりで名詞のような働きをしますが、「some」や「a bit of」が必要というわけではありません。

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どのぐらい「譲り合い」が必要かという意味で「some」などが付く場合もありますが、付けなくても問題ありません。
「there’s always give and take」で十分意味が通じますよね。

「give and take」は言い換えられる?

「give and take」と似た意味をもつ英語表現はいくつか考えられます。

compromise

「compromise」は「妥協する」という意味の動詞です。

We need to find a compromise.(妥協点を見つける必要がある)

お互いに譲り合うということは、妥協するという意味になるんですね!

mutual understanding

「mutual understanding」は「意思の疎通」「相互理解」という意味です。

・Mutual understanding is key to a successful partnership.(相互理解がパートナーシップ成功のカギです)

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ビジネスシーンでは「Mutual benefit」という言葉も「give and take」と似たような意味で使われることもあります。

「Mutual benefit」は「相互利益」という意味で、譲り合うことがお互いの利益につながると考えれば「give and take」に通じるところがありますね。

You scratch my back, I’ll scratch yours.

「scratch」は「ひっかく」「体をかく」などの意味の動詞です。

「You scratch my back, I’ll scratch yours.」を直訳すると「あなたが私の背中をかいてくれたら、私もかいてあげる」となります。

面白いですね。
背中は手が届きにくいから、お互いかゆいところをかき合いましょうっていう意味ですね!

つまり、「お互い自分でできないことを助け合おう」という意味になります。

カジュアルな表現ですが、「give and take」と近い意味で使うことができます。

今日のまとめ

satomi
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「give and take」は「譲り合い」「妥協」「持ちつ持たれつ」といった意味のフレーズです。
直訳は「与えて受け取る」ですが、実際にはお互い様の精神を表しています。
「give」が先なのは「まず相手に与えることが大事」という考え方からきています。
日常会話からビジネスシーンまで、幅広く使える便利なフレーズとして覚えておくといいでしょう。
compromise や mutual understanding などの言い換え表現も知っておくと便利です。
「give and take」お互いに譲り合うという「思いやりの心」を表すフレーズでもあります。
ぜひ覚えて使ってみてくださいね。

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