
こんにちは!
2025年4月19日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が「父親リスト(Paternity List)」に登録されたという報道されましたね。
MLB(メジャーリーグベースボール)では選手が家族の出産に伴い、一時的にチームを離れる際にこの「父親リスト」」という制度を利用します。
この記事では、MLBの「父親リスト」やその他のリスト制度、関連する英語表現について学んでみましょう。

ネットではこの話題で盛り上がっていますよね!
でも「パタニティー リスト」なんて初めて聞きました。

MLBでは選手が家族の出産に立ち会うことをサポートするため、2000年代初頭にこの制度が導入されました。
このパタニティー リストに登録されると、最大3日間 休むことができるそうですよ。
残念ながらNPB(日本野球機構)ではまだこの制度はありません。
ちなみにNPBは「Nippon Professional Baseball Organization」を略したものです。
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「父親リスト」は英語で何と言う?
日本語訳では「父親リスト」となっていますが、英語ではどのような表現が使われているのでしょうか?
・Paternity List
父親リスト/パタニティー リスト
「Paternity」は「父であること」「父性」などという意味の名詞です。
「list」は「リスト」「一覧表」という意味の名詞。

父性を意味する「paternity」に対して、母性を意味する単語は「maternity(マタニティー)」です。

「マタニティー」は知ってます!
「マタニティーマーク」とか「マタニティードレス」とか日本語でもよく使われますよね!
残念ながら「パタニティー」は、日本ではまだあまり浸透していません。

でも「イクメン」などという言葉が一般的になってきているので、「パタニティー」という言葉や考え方も広まっていくかもしれませんね。
アメリカでも大谷選手はMLBの大スターです。
そこでアメリカではどのようにこのニュースを扱っているのか、ネットニュースのタイトルをいくつか拾ってみました。
Dodgers place Shohei Ohtani on paternity list(ドジャースは大谷翔平選手をパタニティー リストに登録した)
Dodgers star Shohei Ohtani goes on paternity leave(ドジャースのスター選手大谷翔平は育児休暇へ)
「leave」は「離れる」などの意味以外に「休暇」という意味もあります。
つまり「paternity leave」で「育児休暇」と訳すことができますね。
他にもある?MLBのリスト制度

MLBでは、「父親リスト」以外にもいろいろなリストがあります。

よくスポーツニュースなどでは「故障者リスト」という言葉を耳にしますね。
故障者リストは「Injured List(IL)」と言います。
🔴Injured List
「injured」は「負傷した」という意味の形容詞です。
選手が負傷した際に登録されるリスト。

以前は「Disabled List(DL)」と呼ばれていたので、こちらの方で覚えているという人も多いかもしれませんね。
しかし「disabled(障害のある)」という表現が誤解を招くのではという考え方もあり、2019年に「Injured List」という名称に変更されました。
🔴Bereavement List
忌引きリストと訳されます。
「Bereavement」は近親者に先立たれることを意味することから、喪に服す必要がある場合に登録されるリスト。
🔴Restricted List
「restricted」は「制限された」という意味の形容詞です。
出場停止や契約上の問題、選手の私的な問題などが理由で、一時的にチームを離れる際に登録されるリスト。

こんなにいろいろなリストがあるんですね。
MLBは個々の事情に応じて柔軟に対応してくれているので、選手も安心ですね。
大谷翔平選手の結婚発表の英文の解説はこちら⇩
今日のまとめ「Paternity List」


今回の大谷翔平選手の「父親リスト」入りを通じて、MLBには様々なリストや制度があるということが分かりましたね。
関連する英語表現について初めて聞いたという人も多いと思います。
特に「paternity」⇔「maternity」の関係はしっかり覚えておきたいですね。
その他に「Injured List」や「Bereavement List」などもあり、メジャーの選手が当然の権利としてお休みできる制度が充実しているのがわかります。
今後も、話題のニュースを取り上げながら、実用的な英語表現を紹介していきます。