こんにちは!
英語フレーズ「small world」と聞くと、多くの人がディズニーランドのアトラクション「イッツ・ア・スモール・ワールド」を思い浮かべるかもしれませんね。
世界中の子供たちが各国の民族衣装で歌う「小さな世界」を、ボートに乗って旅をするというもの。
「イッツ・ア・スモール・ワールド」は大好きです!
♪せーかいはひとつ…って歌も有名ですよね!
あのアトラクションからは、
「世の中は広いようだけど、実は一つにつながった小さな世界に過ぎない」
というようなメッセージが感じ取れますよね。
今回説明する「small world」は、「イッツ・ア・スモール・ワールド」とは直接関係はありませんが、根本的な考え方には共通する部分もありますよ。
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「small world」の意味
では「small world」の意味を見てみましょう。
・small world
世間は狭いね/偶然だね
「small」は「小さい」という意味の形容詞です。
「world」は「世界」という意味の名詞です。
「small world」を直訳すると「小さな世界」ですが、実際には「世間は狭い」「偶然だね」というように意訳されます。
「学生時代の友人とママ友が同じ小学校だった!」なんていうときに「世間は狭いね」などと言いますよね。
誰かとの思わぬ共通点を発見したり、偶然の再会をしたり、などというときに使われる表現です。
10年以上前、私が子どもたちを連れて大阪城に観光に行った時、息子と同じ幼稚園に通っていたお友達家族に偶然会ったんです。
まさに「small world!」という感じでした。
実際に住んでいるところから遠く離れた観光地で会うなんて、本当に「世間は狭いね」「偶然だね」という表現がぴったりですね!
「small world」の使い方を例文で紹介
次に「small world」を使った例文を見てみましょう。
Do you know Mariko? She is my cousin.(真理子って知ってる?私のいとこなの)
What a small world! She was my classmate.(なんという偶然!彼女はクラスメイトだったよ)
「cousin」は「いとこ」という意味の名詞です。
「small world」の前に「What a」が付いていますね?
「what」から始まっていますが、「!」で終わっていることからも分かるように、この文は疑問文ではありません。
この「what」から始まる文は「感嘆文」と言います。
驚きを表現する場合に使う形です。
感嘆文に関しては、また改めて別の記事で説明したいと思います。
ここでは感嘆文は「What a 〇〇!」という形で、「なんて○○なんだ!」と驚いたときに使うと覚えておいてください。
I saw your grandmother in Paris.(パリであなたのおばあちゃんに会ったよ)
It’s a small world!(世間は狭いね)
ディズニーランドのアトラクションの名前と同じように「It’s a small world!」という言い方もできるんですね!
「small world」は「It’s a small world.」を省略した形だと考えられます。
口語表現では省略した形で使うこともよくあります。
「small world」の類似表現
「small world」と同じような意味を持つ表現について考えてみましょう。
What a coincidence!
なんという偶然!
「coincidence」は「偶然」「偶然の一致」という意味の名詞です。
「what」から始まって「!」で終わっているので、これも感嘆文なんですね。
すごい偶然に対する驚きを表現するのに感嘆文が用いられているんですね。
「What a coincidence!」をカタカナ表記にすると「ワット ア コインシデンス」です。
しかし「what」の「t」と次に来る「a」がいっしょに発音されるので、実際には「ワッタ コインシデンス」という感じになります。
今日のまとめ
今回は、日常会話で使われる「small world」という表現について解説しました。
これは「世間は狭い」「偶然だね」といった驚きを伝えるためのフレーズです。
会話の中では「small world!」と省略された形で使うことも多いですが、「It’s a small world!」「What a small world!」の形で使われることもあります。
友人や知人との共通点を見つけたときや、偶然に知人に再開したときなどに、この「small world」を使ってみてくださいね!