
海外ドラマのセリフやビジネスメール、外資系企業の求人情報などで、PTOという3文字の英語を見かけたことはないでしょうか。
近年は日本でも海外企業とやり取りをする機会が増え、この言葉を目にする機会が急激に増えています。
学校の授業ではあまり習わない表現ですが、大人のビジネス英語としては必須のキーワードです。
この記事では、
・PTOは何の略?
・PTOの意味
・Vacationとの違い
などについて中学英語レベルで分かりやすく解説します。
「PTO」とは何の略?意味と読み方
「PTO」は、
Paid Time Off(ペイド タイム オフ)
の略語です。
意味は、
有給休暇
のことで、日本では「有給」と略して呼ばれることが多いですよね。

外国にも「有給」があるんですね。
・Paid:給料が支払われる
・Time Off:仕事から離れる時間、休み
これらをそのまま繋げてみると、「給料が支払われる休み」という意味になります。
仕事を休んでいる間も、定額の給料がきちんと支払われる仕組みのことで、日本語の有給休暇と同じようなニュアンスです。
読み方はそのままアルファベットを
ピー・ティー・オー
と発音します。
アメリカをはじめとする英語圏のビジネスシーンでは、この「有給休暇」の意味で PTO という表現が日常的に使われています。
「PTO」はどんな場面で使われる?
「PTO」は、主にアメリカの企業や外資系企業を中心としたビジネスシーンでよく登場します。
よく見かけるのは、会社の「就業規則」や、人材を募集するときの「求人票」です。
福利厚生の欄に、年間でどのくらいの休みがもらえるのかを示す基準として記載されています。
また、上司や同僚とやり取りするビジネスメールや、社内のチャットツールでもよく目にします。
「PTO」と「Vacation」の違い

学校では「休暇」という意味で「vacation」という単語を習った覚えがあります。
「PTO」と「Vacation」の違いってなんですか?

どちらも休みを意味する言葉ですが、制度や目的が違う場合が多いですね。
また企業により取得の仕方もさまざまなので、あくまで一般的なイメージを表にまとめてみました。
| 項目 | PTO | Vacation |
| 主な意味 | 会社から付与される有給休暇制度そのもの | 旅行やレジャーを伴う長期休暇・休暇期間 |
| 視点 | 会社を休んでも給料が出るという労務・制度の視点 | 自分の時間を楽しむ、旅に出るという過ごし方の視点 |
| 使い道 | 旅行、私的な用事、リフレッシュ、体調不良など自由 | 基本的には楽しむための休暇や、リラックスする時間 |
日本でも有給休暇は、どうしても外せない用事があるときや、友人・家族と休みを合わせたい時ななどに取得しますよね。
それに対して vacation は「夏休み」など連続して取得できる長めの休暇のこと。
用事を片付けるというよりは、仕事を忘れてレジャーなどを楽しむための休みというイメージです。
「PTO」の英語例文
それでは、実際のビジネスシーンや日常会話でどのように使われているのか、具体的な英語の例文を見ていきましょう。
I have five days of PTO left. (有給休暇があと5日残っています)
I’d like to take PTO next Friday. (来週の金曜日に有給休暇を取りたいです)
She used all of her PTO this year. (彼女は今年、すべての有給休暇を使い切りました)
How much PTO do employees get? (従業員はどのくらいの有給休暇をもらえますか?)
「left」は「残された」という意味です。
「I’d like to」は「〜したいです」という丁寧な希望を伝える表現。
「used」は「使う」という意味の動詞「use」の過去形。
「How much」はどのくらいの量なのかをたずねる表現です。
1つ目の例文は、自分の残りの休みを誰かに伝えたりするときに便利なフレーズです。
2つ目の例文の「take PTO」というフレーズは、「休む」という意味で一般的に使われている表現です。

アメリカはもちろん、最近では日本でも有給休暇をしっかり使い切ることを推奨する企業は増えていますね。
3つ目の例文は、「すべての有給を消化した」という意味なので、ぜひ覚えておいてください。
4つ目の例文は、求職者が面接などで福利厚生について質問をするときに役立つ表現です。
今日のまとめ
最後に、今回学んだ大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。
まず、になります。単語を分解すると「給料が支払われる休み」という直訳になり、言葉の意味がすんなり理解できるようになります。また、旅行や長期休暇そのものを楽しむニュアンスのVacationとは異なり、会社が提供する制度や労務の視点を持った言葉であることも大きな特徴です。アメリカの企業では、病欠などもこの制度の中に含まれて一括管理されることが多いという文化的背景もあります。

今回は、ビジネス英語や海外の休暇制度でよく耳にする PTO という言葉について解説しました。
PTOは「Paid Time Off」の略で、日本語では「有給休暇」や「有給の休み」という意味。
旅行や長期休暇そのものを楽しむニュアンスの「Vacation」とは異なり、会社が提供する制度や労務の視点を持った言葉であることも大きな特徴です。
アメリカの企業では、病欠などもこの制度の中に含まれて一括管理されることも多いようです。
ビジネスメールや海外のニュースでこの3文字が出てくることもよくあります。
しっかり覚えて、大人のビジネス英語の知識として役立ててくださいね。
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