
こんにちは!
今日も中学英語の復習をがんばりましょうね。
「fire」と聞くと、「火」や「燃える」といった意味を思い浮かべるかもしれません。
しかし、英語では「fire」にはさまざまな意味や使い方があり、スラングとしても広く使われています。
この記事では、「You’re fired!」や株の世界で使われる「FIRE」、そしてスラングとしての「fire」など、いろいろな意味や使い方について解説します。

「fire」ですか?
「火」という以外の意味があるんですね。
発音はカタカナ表記にすると「ファイヤー」か「ファイアー」かどっちだろう?

日本語では「ファイヤー」と表記されることが多いですね。
でも発音記号を見ると「/faɪər/」となっているので、「ファイアー」の方が英語の発音には近いと思います。
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「You’re fired!」の意味
それでは「You’re fired!」の意味について見てみましょう。
・You’re fired!
君はクビだ!
「fire」は名詞では「火」「火災」、動詞では「火をつける」「発砲する」など多くの意味があります。
動詞ではもちろん「クビにする」「解雇する」という意味も。
「You’re」は「You are」を短くした形です。
「You’re fired」「You are fired」は解雇を告げるフレーズです。

文法的には受動態になっています。
「あなたは解雇される」→「お前はクビだ」と和訳することができますね。
このフレーズはアメリカのリアリティ番組『The Apprentice(アプレンティス)』で、ドナルド・トランプ大統領が決めゼリフのように使用したことで有名になりました。
「apprentice」は「見習い」という意味。

え?
大統領なのにリアリティ番組に出てたんですか?

2004年頃の話なので、大統領になる10年以上前のことです。
ただこの番組でトランプ大統領の知名度はグンとアップしたため、大統領選にも良い影響があったかもしれませんね。
番組では選ばれた十数名の参加者たちが課題をこなし、毎週番組の最後に成績が振るわなかった脱落者を1人決めます。
その時のセリフが「You’re fired!」。

でも実はこの「You’re fired!」、トランプ大統領の前にプロレス団体WWEの最高経営責任者だった「ビンス・マクマホン」が決めゼリフとして使っていたんですよ。
ビンス・マクマホンは「悪のオーナー」役としてプロレスのリングに上がり、彼に従わないレスラーに対して「You’re fired!」と言って次々にクビにしていきました。

アメリカのプロレスっていろいろ設定があって、しかもショーアップされてるから面白いですよね!!
株の世界で使う「FIRE」とは?

「FIRE」は「Financial Independence, Retire Early」の略で、株などの投資や資産形成の文脈でよく使われる言葉です。
「financial」は「財政上の」「経済的な」という意味の形容詞です。
「independence」は「独立」「自立」という意味の名詞です。
「retire」は「引退する」「退職する」という意味の名詞。
「early」は「早い」「早期の」という意味の副詞です。

「Financial Independence, Retire Early」は日本語では「経済的自立と早期リタイア」と訳します。
この「FIRE」というムーブメントでは、支出を抑えて貯蓄・投資を増やし、早期にリタイアを実現することを目指します。
特に株式投資や不動産投資を活用することで、会社などに雇われながらあくせく働かなくても生活できる状態を作り出すことが重要とされています。

「FIRE」最近よく聞くようになりましたよね。
僕も株の勉強をしていずれはFIREしたいなぁ。
スラング「fire」を使った表現
「You’re fired!」は普通に使われている会話表現です。
ここでは「You’re fired!」以外の会話表現やスラングを見てみましょう。
fire
「fire」は「めちゃくちゃいい」「最高だ!」という意味のスラングとして使われることがあります。
・This song is fire!(この曲、最高!)
・That’s fire!(すごい!)

日本の若い人なら「やばい!」って言いそうですよね。
on fire
「on fire」は「調子がいい」「勢いがある」という意味で使われます。
・He’s on fire!(彼はノリに乗ってるよ)
・Our team is on fire this season.(私たちのチームは今シーズンは絶好調だ)

「on fire」で「勢いがある」になるんですね。
これなら「fire」っていう単語のイメージに近い意味なので覚えられそうです。
今日のまとめ


「fire」の意味は「火」や「燃える」ですが、実はそれだけではありません。
「You’re fired!(クビだ!)」のように解雇を意味する表現や、「FIREムーブメント」のような投資関連の言葉、さらにはスラングとして「最高」「勢いがある」などさまざまな意味で使われています。
特にスラングの「fire」はカジュアルな会話で頻繁に登場するため、ぜひ覚えて実際の英会話で使ってみてくださいね!